レッスンで先生の前だと緊張してうまく演奏できない、ということはありませんか。
私はすごく緊張しやすいということはないですが、普通に緊張してやっぱり自分で練習している時のようにはできません。
大体6~7割くらいの出来でしょうか。
8割がたできることもありますが、もっとひどい時もあります(;’∀’)
(パーカッションとドラムのレッスンを受けています)
レッスンでは、できれば出来るようになったことは見ていただいて、その先のことなどたくさん教わりたいですよね。
そのため今までいろいろ考えて対策をしてきてきました。
私もまだまだ練習中でそんなに簡単にはいきませんが、自分なりに実践している方法をレッスン中にできること、練習でできることに分けてまとめてみました。
もし同じような方がいたら参考にしていただけると幸いです。
緊張してうまくできない時
レッスンで緊張するのは当たり前
「緊張」という現象を調べると、人前で演奏するとか、それまでの成果を見てもらおうというときに緊張するのは誰にも起こる普通の反応と出てきます。
(まれに緊張しない人もいるようですが、多くの人は緊張しますね!)
楽器のレッスンの場合、先生の前でやってみせるのは、その曲を初めて人前で演奏する機会になることが多いと思います。
だから緊張するのは当たり前で、緊張した上でどうやってよいパフォーマンスをするかの対策が必要だと思うのです。
そういう私も、レッスンでその日1回目の演奏は特に緊張します。
生徒が緊張してうまくできない時は先生にもわかる
生徒が緊張してうまくできないときは、先生にも伝わるようです。
私はレッスンで、演奏の出来があまりにもひどい場合は、先生からは指摘は何もなくただ「もう一回やってみましょう」と言われます。
”緊張してうまくできなかった”とわかるのですね。
演奏する前に、「前回指摘されたとこ、練習したけど難しいです」とか「なんか緊張してきました・・・」と言うこともあります。(先に言い訳する)
自分が楽になります!
緊張がパフォーマンスにひびくのはそれが実力?
上にも書いたように、レッスンでその日最初の演奏は特に緊張し、2回目、3回目になるとだんだんリラックスしてきます。
プロは1回目から最高のパフォーマンスをするわけで、自分は緊張がすぐに結果に表れるのはそれが実力なんだなぁと思います。
緊張がすぐ結果に響くのは余力がないから。。
例えば、始めたばかりの曲は緊張で失敗しやすいけど、レッスンを重ねてその曲ももうすぐ終わり・・・という頃になると、緊張してもそこそこの演奏ができるようになってきます。
だから、レッスンで緊張して失敗したときは、それが今の実力だと思うことにしています。
プロは間違えたときの修復が違う
配信ライブを見たとき、プロでも間違えるというトークになったことがありました。
※緊張して間違えるということかはわかりませんが・・・
プロでも間違えるんだけど、間違えたあとの修復が早くて一瞬で戻るそうです。
プロの演奏を聴きに行ってあきらかに間違えたとわかることはめったにないですが、私たちが気づかないところで間違えている、ということはあるようです。
間違えたりミスがあっても取り戻せるくらいの余裕があるということなのでしょうね。
レッスンでの対策
「緊張して失敗」を出来るだけ減らすために、レッスンで私がやっていることです。
レッスンなので完成形でなくていいと考える
ライブじゃないので、完成していなくても大丈夫!
むしろ、出来ないところを見せて教えていただくためのレッスンです。
うっかり、うまくできるところを見せたくなったら、「今の私はこの状態」と思いなおします。
演奏前の腕鳴らしを遠慮なく行う
最初の演奏は、体が温まっていなかったり、曲のノリを思い出せなかったりで失敗しがちです。
なので、演奏前の腕鳴らしを遠慮なく行います。
ちょっと難しいフレーズを一回やってみる、曲を流してテンポの確認などもやります。
初心者の頃は、悪いような気がして(腕鳴らしがヘタで恥ずかしいということもある)あまり腕鳴らしをせずにいきなり演奏していました。
これは失敗しやすいですね。
あまり長々とやるとレッスンの時間がなくなってしまいますが、適度な腕鳴らしはいいと思います!
緊張を感じたら演奏に集中する
演奏中に、”うわ~、緊張してきた”と感じることがあります。
(先生が首をかしげているのが見えるとか・・・(;^ω^))
そういう時は、”緊張している!”という気持ちから、演奏に注意を切り替えて集中するようにします。
緊張していることにとらわれると、ますます緊張するし、演奏に向けるべき注意が減ってしまうのはよくないですよね。
同じように、”間違えそう~”、”間違えないようにしなければ”などと考えてしまったら、それは忘れてやはり演奏に集中します(`・ω・´)
うまくいかなくてもあきらめない
うわ~失敗しちゃった!というとき。
そこから切り替えて、今やっている演奏に集中します。あきらめない。
これは、昔タップダンスをやっていた時に覚えたことです。
舞台では、小さなミスも含めるとノーミスというのはほとんどないので、失敗のたびに「もうだめだ」と思っていたらちゃんとできる舞台はなくなってしまいます。
だから、ミスしても「ここからだ!」と考えて集中しなおします。
何度もミスするとそのたびに集中しなおすので、忍耐力との勝負になったりします(笑)
セッティングが甘かった時はやりなおす
私はドラムで時々あるのですが、ハイハットの位置がちょっと遠くてスティックを落としまくる、スネアが低すぎてリムショットを外しまくるなどやってしまいます。
演奏にならないので、「すみません、やりなおします」と言って、セッティングを直してからもう一度演奏します。
そうならないようにちゃんとセッティングしないといけないですが、時々適当になってしまいます。
(これは緊張以前の問題?)
練習での対策
続いて、レッスンに行くまでの練習でできることです。
練習をたくさんする
みなさん言われていることですが、やはり練習を自分で十分だと思えるくらいやることが、まず第一だと思います。
練習は裏切らない。
はいだしょうこさんの情熱大陸での話ですが、宝塚時代、家でそらでも歌えるくらい練習しないと気が済まなかったそうです。声楽家のお母さんが「もういいじゃない?」と言っても聞かずにずっと練習していたとか。
私はそこまではできませんが、練習中に”大体出来てきたからいいかな・・”と思ったら、この話を思い出してそこからまた何回か練習するように心がけています。
十分かと言われると、そこまでではないと思いますけど(;^ω^)
いきなり演奏してみる
自分の普段の練習では、まず基礎練習をして、それから曲を練習する・・という流れが多いのではないでしょうか。
しかしレッスンでは、基礎練習はなくていきなり曲から始まります。
(違う場合もあると思います。すみません。私はドラムもパーカッションもそうなので・・・)
練習では基礎練習をしっかりやって手も体も温まって、しかも曲を何回もやってみて5回目くらいに「よし!できた!」という感じだと、それと同じ演奏を、レッスンの最初の演奏でするのは難しいです。
このため、レッスンが近づいてきたら、基礎練習をやらずにいきなり曲を演奏してみます。
いきなり演奏した場合、ノリも思い出せてなくて、”ここは注意しないといけないな”と思っていた個所も忘れるということも起こりがちです。
これをすると、レッスンでどういう状況になるかわかるので、予め対策をすることができます。
- とにかくこのノリを出すように気をつけよう
- このフィルはずれやすいから慎重にしよう。
- 練習してなんとかできるようになったけど、ぎりぎりだからレッスンではうまくいかなくても仕方ない・・・と心の準備をする
こういう準備をしてレッスンに臨むと、やっぱり効果があります。
演奏をスマホで撮影する
普段からされている方も多いと思いますが、練習中の演奏をスマホで撮影すると、それだけでも撮影していないときにはやらない失敗をしたり、うまくできなかったりします。
やはり自分で感じるほどではないけど、少し緊張するのだと思います。
なので、普段から練習での演奏をスマホで撮影していると、緊張した状態にちょっと慣れてきて、レッスンでの緊張の対策になる気がします。
まとめ
レッスンで緊張してうまくできない・・・緊張する人にとっては悩みのタネですよね。
私もそうなりがちなので、今までいろいろ考えて対策してきたことをご紹介しました。
少しでも参考にしていただけると嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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