小さめのウインドチャイム【おすすめの小物パーカッション】

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小物楽器

さっと手でなでるとチャラララ~♪と響くウインドチャイム。バーチャイム、ツリーチャイムともいいます。パーカッションを始めると、あれをやってみたいと思う方は多いのではないでしょうか。

私も、初心者のころ憧れました。”そんなに使わないかもしれない”、”まだ早いのでは?”と迷っていましたが、小さなサイズのウインドチャイムがあると知って購入しました。
使ってみるとウインドチャイムは思った以上に使う場面が多く、自分のテンションがあがります。共演者も盛り上がるようで「それ、気分が上がるね!」ととても喜ばれました。

プロの方が使うような豪華なウインドチャイムはいつかは欲しいものですが、小さめのウインドチャイムは手軽に使える上に、小さいながらも効果音として大活躍します。

ここでは、小さめウインドチャイムの魅力、おすすめのウインドチャイム、また初めてウインドチャイムを使うときに役立つ豆知識などを紹介していきます。
手軽にウインドチャイムを使ってみたい方の参考にしていただけると嬉しいです。

小さめのウインドチャイムがおすすめの理由

小さめのウインドチャイムがおすすめの理由は次の5つです。

  1. カホンと一緒に持ち運んで手軽に使える。
  2. 小さくても効果音としてかなり使える
  3. ウインドチャイムは初心者でも使える場面が多い
  4. 自分もテンションがあがり共演者も喜ぶ
  5. パーカッションセットがキラキラして映える

順に説明します。

カホンと一緒に持ち運んで手軽に使える

大きなウインドチャイムは価格も高いし、持ち運ぶのもそこそこ大変。
車で移動しない場合は、カホンなどの大きな楽器の他に大きなウインドチャイムを運ぶのはかなり負担になります。
その点、小さめのウインドチャイムは1~2万円で買えて、持ち運びも簡単です。

カホンと一緒に運ぶ場合、カホンの高さは通常45~50cmですので、これよりも幅の狭いウインドチャイムならカホンケースの隙間に入れて、カホンと一緒に持ち運びできます。パーカッションは荷物が多くなるのでこれはほんとに便利です。

小さくても効果音としてかなり使える

小さめのウインドチャイムだと、チャララ~♪(グリッサンド)としたとき音が足りなくなるのでは?と心配かもしれませんが、今まで音が足りなくて使えなかったことはありません。

もちろん音域は狭くなるし、大きなウインドチャイムと同じようにできないところもあります。でも、グリッサンドの速度を少しゆっくりにしたり、両手が使える場合は空いている方の手で継ぎ足してつなげたりして使えます。十分にウインドチャイムとして機能しますよ。

初心者の方の場合、ウインドチャイムの鳴らし方や、どういう場面で使えるかなどを早いうちから練習できるのもメリットです。

初心者でも使える場面が多い

ウインドチャイムが効果的な場面は、上級者、初心者に関わらずたくさんあります。そして、カホン、コンガ、ジャンベなどどのパーカッションと組み合わせても使えるので、持っているとシンバルと同じくらい使用頻度の高い楽器になります。

自分もテンションがあがり共演者も喜ぶ

演奏の中で、チャララ~♪と鳴らすと自分もテンションがあがるし、共演するプレイヤーも気分があがるようです。
私は一緒に演奏した友人に大変喜ばれて、他の楽器の人もそうなんだって思いました。

セットがキラキラして映える

ウインドチャイムは見た目もきらきらしてきれいなので、パーカッションセットに入れるととても映えます。小さくても結構雰囲気が出てよいものです。

小さめウインドチャイムの選び方と各メーカーのおすすめ

ここでは小さめウインドチャイムを選ぶときのポイントと、おすすめのウインドチャイムをご紹介します。

小さめウインドチャイムの選び方

ウインドチャイムを選ぶポイントには、素材とサイズがあります。

素材について

これは小さめに限らずウインドチャイム全般の話になります。

ウインドチャイムのバー(金属の棒)に使われる材料は、大きく分けてアルミニウム合金とブラス(真鍮、黄銅)があります。

  • アルミニウム合金・・・音色が硬く澄んでいる
  • ブラス・・・柔らかく軽やかな音色

アルミニウム合金の方が種類が多くスタンダードです。オールマイティに使えるのは、どちらかというとアルミニウム合金のウインドチャイムだと思います。
ただ絶対こちらというほどではなく、好みやよく演奏するジャンルにもよりますので、好きなタイプを選べばいいのではないでしょうか。

サイズについて

カホンと一緒に運ぶ場合は、カホンの高さは通常45~50cmなのでこれより小さなものだと運ぶのが楽です。その場合、バー(ひとつひとつの金属の棒)の本数が25本前後ぐらいのものがおすすめです。
この本数なら幅が大体40cm以下になり、カホンのケースに入れて簡単に持ち運びができます。

ただあまりに本数が少ないとチャララ~(グリッサンド)がすぐ終わってしまいますので、これよりも少ないと使いにくいと思います。

おすすめの小さめウインドチャイム

現在販売されている中から、おすすめの小さめウインドチャイム2点を下表にまとめました。(2023年3月)
価格は大体1万円~2万円です。

メーカー/品番バーの本数材質特徴
TREE WORKS
TW-TRE23
23本39.2cmアルミ・チタン合金吊り紐が頑丈で演奏中に切れる心配がない。ポピュラーな仕様。
MEINL(マイネル)
CH27ST
27本38.5cmアルミニウム合金バーが細め。音質は軽やかでやや高域

実際には他にもいろいろあり、いいものもあると思います。
ブラス素材も何種類かあります。[ブラス、ウインドチャイム]で検索するとすぐ出てくるので、その中でバーが25本程度のものを探してみてはいかがでしょう。

では、それぞれの特徴を説明していきます。

TREE WORKS TW-TRE23

アルミ・チタン合金でスタンダードなタイプです。
私はこれを使っており、音色は硬質で美しく、余韻もきれいです。
特徴として吊り紐が切れにくい、というところをメーカーが説明しており、これはかなりのメリットかと思います。というのも、吊り紐は結構切れるからです。切れると吊り紐を用意して、バーの高さが揃うようにきれいに結ぶの面倒ですよね。

MEINL(マイネル)CH27ST

ブラスのような色ですがアルミ合金です。
金色っぽいのは「アノダイズ処理」を施されているためで、「アノダイズ処理」とはアルミニウムの表面を強制的に酸化させて被膜を作るものだそうです。
これによって耐久性が向上したり装飾性が付与されるのだとか。

メーカーによると、このウインドチャイムは、バーが通常よりも細いということで、音色が高く軽やかです。

同じような仕様でもメーカーによって音に特徴があるので、楽器屋さんにあるものをいろいろ鳴らしてみると感じがつかめていいと思います。

はじめてウインドチャイムを使うときの豆知識

鳴らし方のコツ

鳴らすときは、優しくさわるのがコツです。間違っても、そば屋の暖簾をくぐるときのように威勢よくやらないように、と先生に言われました(笑)

低音から高音に、高音から低音に、あるいはランダムにと、鳴らし方はいろいろありますね。どのタイミングから鳴らすかも、プロの演奏を探したり、自分の感覚でやって練習します。

ウインドチャイムホルダー

ウインドチャイムは下のようなホルダーでシンバルスタンドに取り付けられます。

Pearl 《パール》PWH-20 [ウィンドチャイム・ホルダー]

これはPearlの製品ですがTREE WORKSのウインドチャイムでも問題なく吊るせます。

ウインドチャイムホルダーがなくても、シンバルスタンド(ブームタイプ)が使える場合は、シンバルを刺すところ(?)にウインドチャイムを取り付けることができます。ウインドチャイムホルダーを持って行かなくてもよいので便利です。

こんな感じ。この写真のスタンドは、たまたまシンバルを刺すところが太めだったためウインドチャイムが奥まで入らずネジが締められませんでしたが、通常のスタンドはネジで固定できます。
たまに、ホルダーを通す穴の小さいウインドチャイムもあるようなので、使えるかどうか試してみてください。

カホンと一緒に運ぶ方法

ウインドチャイムをカホンケースに入れて運ぶときは、平たいケースに入れる必要があります。

サイズ40cmまでのケースなので、それより小さいウインドチャイムはこれに入れるとケースの端が若干余ります。(問題ないので私はそのまま使っています)

このタイプのケースにウインドチャイムを入れるときは、ウインドチャイムを下の写真のようにたてて、上からケースをかぶせて入れます。

カホンケースに突っ込んだ状態はこんな感じ。

ウインドチャイムのケースがはみ出ている部分は折り曲げて蓋を閉めます!
私はこの状態で、シンバルと一緒にキャリーカートに乗せて運んでいました。

楽器を運ぶときの定番は下のカート。使っている方も多いですね。

また、カホンケースに入れなくてもいい場合は、細長くまとめると小さくなります。
最初からそのタイプのケースがついているウインドチャイムもありますね。
バーが絡まないようにまとめられればよいので、私は百均の日焼け止め腕カバーの中に入れて持ち運んでいたこともあります。”ルーズソックス”のようなものがあればいいわけで、軽くて小さくまとまるので便利です。リュックにも入ります。

まとめ

小さめウインドチャイムは価格が手頃で、持ち運びも簡単、ウインドチャイムの魅力を手軽に楽しむことができます。曲を盛り上げるのにも出番の多い小物パーカッションですので、ぜひ検討してみてはいかがでしょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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