パーカッションをはじめて「あ~、パーカッションってこうなんだ・・」とわかったことがあります。手のトラブルとか、パーカッション特有の面倒くささなど・・・。
たぶん、やったことない人にとっては”へー、そうなんだ”で終わってしまうことだと思うけど、やったことある人なら”そうそう!わかる~!”と盛り上がれるもの。
ここではそんなパーカッションのあれこれをまとめてみました。
手に起こる異変
パーカッションは、固い打面を素手で連打するものが多いので、それはもう手にはダメージがあります。
手の甲の血管が浮き出してくる
最初にびっくりしたのがこれです。
パーカッションを始めてしばらくして、「あれ?手の甲の血管がものすごく目立ってる・・・?前はこんなんじゃなかった気が?」と気が付きました。
特にお風呂に入ると、手の甲の静脈が青く太く浮かび上がっていて、見たことないような気持ち悪い状態になるのです。
先生に聞くと、パーカッションやってるこうなるんだとか。
太鼓を叩く衝撃で、毛細血管が切れてこうなるんじゃないかと・・・。(仕組みはわかりません(;^ω^))
なんでこんなに太くなっちゃうんでしょう。
この状態、お風呂に入るたびになるので、時々「気持ち悪いなー」としみじみ見てしまいます。
指先が割れる
打面を叩いた衝撃で、指先が割れる。(これは痛い)
衝撃だけではなくて、太鼓に手の油分を持って行かれて乾燥するせいで、割れやすくなるのもあると思います。
割れそうだな、と思うときは、練習前にテーピングして指先を保護します。
夏は湿度が高いので割れにくいのですが、秋になって乾燥してた頃、油断していてぱっくり割れてしまったこともあります。痛いです(´;ω;`)
プロ(上級者も?)はライブで叩いてる最中に割れることもあるらしく、最初から全部の指にテーピングしてる方もいます。プロパーカッショニストが、指先に白いテープを巻いているのを見かけたら、それはこのためです。
テーピング用のテープは非伸縮性のもので、私は下記のが安いのでこれを使っています。
巻き方は、割れそうなところ保護したいところにぐるぐる巻くだけです。
でも日頃からハンドクリームも忘れずに(テーピング前に塗りすぎるとテープがはがれちゃいますよ)
たくさん叩くと疲労困憊
パーカッションってたくさん叩くとすごく疲れるんですよ。叩いた運動量から思うよりはるかに疲れます。打面を叩いたときに、体が受ける衝撃で疲労するようです。
私の場合、コンガを練習してその後ジャンベも…と思っても、少しするともう疲労困憊して無理・・・と言う感じになります。
コンガとドラムの組み合わせなら平気なんです。ドラムはスティックを使うので衝撃は少ないようです。
私は昔タップダンスをしていた時に同じことを感じていたので、パーカッションも同じだな、と思いました。
体が受ける衝撃で疲労する、ということについては、昔「ためしてガッテン」で取り上げてました。
正確には、体が衝撃を受けると血液中の鉄分が失われて貧血になるという話でした。
番組では、プロパーカッショニストがコンガを叩き続けるとどうなるか、と言う検証をしていました。
かなり昔に放送されたものなので、NHKのサイトには放送内容が残っていませんでしたが、番組の内容をまとめた方がいらっしゃいましたので、下記にリンクを添付します。
セッティングがめんどう
演奏スタイルにもよりますが、パーカッションはたくさんの楽器を使って演奏することが多く、セッティングがかなり面倒です。
私はまだそんなにたくさんの楽器は使いこなせず、多くても下の写真程度ですが、これでもセッティングに15分くらいかかります。
誰かと練習するときは、準備している間私抜きでで練習しててもらいます。終わるときも、私だけ10分早く終わって片付けてます。撤収はいつも大慌てです。
あと自分の周りに手が届くように楽器を配置するので、スタンドの足と足が蜘蛛の巣のように絡み合ってパズルのようになる。気が付くと、自分の足を置く場所がなかったりして。
自分の先生なんですけど、プロだと下のような感じになったりします。
福長雅夫さんの水樹奈々さんのツアーのセッティングです。右上の写真がわかりやすいです。
これはかなり大きなライブのセッティングなので、華やかですね。
こんなたくさんの楽器を使いこなすなんてかっこいいけど、セッティングにどのくらいかかるんでしょうか。
1日開いてしまいましたが、今回のツアーも楽器メーカー、代理店のサポート無くては成り立ちませんでした!
いつも本当にありがとうございます!!#SONOR#Zildjian#vatersticks#Roland#FitEar#最後の写真はアベサマ撮影 pic.twitter.com/c3TSaaTPKL— 福長雅夫 (@fukuchomasao) September 5, 2023
ところで、演奏の途中で使うバチとかシェイカーなどが、置いた台の上から転がり落ちて、次使うときに取れないというのもあるあるです。
これは、その辺の椅子を台にしたくなりますが椅子だと転がり落ちやすいので、カホンケースを台にするか、譜面台を水平にしてその上に置くのがおすすめです。
まとめ
やってみてわかるパーカッションあるあるでした。
楽しんでいただけたなら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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