【初心者、女性の方向け】経験から学んだドラムスティックの選び方

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ドラム

ドラムを始めると、まずドラムスティックを買いに行きますよね。
でも楽器店に行くと、ずらりと並んだドラムスティックを見て呆然としませんか?(私はしました!)

また、ネットで調べると、標準は5Aというサイズだと書いてあるけど、力のない女性も5Aでいいのか?少し軽いものの方がよいのでは?それにあまり太いものは本格的っぽくて気が引ける・・・など、私が最初にドラムスティックを買いに行ったときはいろいろな疑問が頭をよぎりました。
そして、お店で焦って汗をかきながらあれこれ見た結果、疲れてどうでもよくなって結局適当なものを選びました。

今思えば、もう少し知識があったら安心して選べたのにと感じます。

そこでこの記事では、初心者の女性の方がドラムスティックを選ぶときの参考になるように、選び方のポイントをまとめました。

私はドラム歴8年になり、もう初心者とは言えなくなりましたが、気持ちはまだ初心者です。
最初のころの気持ちを思い出して、選び方のポイント、なるほどそういうことだったのか!と思うことを書いてみました。
初めてドラムスティックを選ぶ方や、選び方に迷っている方の参考にしていただけると嬉しいです。

ドラムに慣れてきた方にはこちらの記事もおすすめ↓

ドラムスティックのつくり

ドラムスティックのつくりと、それぞれの名称は下図の通りです。

ドラムスティックはサイズや重さの他に、全体のバランスでも扱いやすさが異なります。

ショルダーが長くほっそりしていると、重心が手元によるので、重さに持って行かれにくくコントロールしやすい。逆にショルダーが短いと、重心が先の方によって、重さを生かしてパワフルな音が出しやすくなります。
女性の場合、重くて、先の方に重心があるスティックは、重さに持って行かれる(コントロールしにくい)可能性が高くなります。
とは言っても、あまりにも先端の重さが足りないと、相当力強く叩かないとしっかりした音にならずそれも大変ですね。
やはり、自分に合ったバランスが大事だということになります。

ドラムスティックを選ぶときのポイント

サイズ

ドラムスティックのサイズは5A、5B、7Aなどと表記され、5Aがもっとも標準的とされています。
数字とアルファベットの意味は次の通りになります。

  • 数字が小さいほど長い。・・・(5Aは7Aより長い)
  • AよりBは太い。・・・(5Aより5Bは太い)

一応こういうことになっていますが、実際には同じメーカーで5Aと7Aを比べると、7Aの方がほっそり作られていることもあり、Aだから同じ太さというわけではありません。
あくまで選ぶときの目安です。

5Aのサイズ

5Aの実際のサイズは、メーカーにより多少異なりますが、大体太さ14.0~14.5mm、長さ406~407mmくらいのサイズで作られているそうです。

同じAでも細目のものと太目のものがあるということですね。

ジャンルで言うと、5Aはポップス、ロック、ジャズまで幅広く使用可能で、5Bはロック向きとされているようです。
初心者は、まず標準的な5Aを試すことをすすめられます。

でも女性の場合は、男性と同じでは重いのでは?と心配に思う方もいらっしゃるかもしれません。
実際お店で持ってみると、5Aは重いように感じられるかも・・・

ことさと
ことさと

私も最初は扱いきれないのではと思い、標準より細いものや短いものを選んでいました。
でもいろいろ試した結果、結局5Aでよかったんだなと思っています。

細くて軽いスティックだと音が細くなってしまうので、もっと力強く叩かないといけないし、そもそもパワフルに叩いても太いスティックと同じ音にはなりません。
やっぱり、ある程度太さのあるスティックの音の方がかっこいいのです。

ただメーカーや商品によって重く感じる5Aもあるし、コントロールしやすい5Aもある。
同じ5Aでも「このメーカーのこのスティックは重すぎるな~」と思うものがあります。
このため、いろいろ試して無理なく扱える自分に合ったスティックを探す必要があり、そこが皆さん苦労されているところかなと思います。

このため初心者の方は、最初から自分にぴったりのスティックをみつけるというよりは、まずは標準的なものを買って、そこから自分にあったものを探していくという感じだと思います。
(ドラムスティックは消耗品でどんどん買い換えていくことになります)

※お店に行くと、5A、7Aなどと書かれていないドラムスティックも多く、「5A、5A・・・」と思って買いに行くと、書いてないじゃん・・となります。
そういう場合にはサイズを目安にして探すことになります。

素材

ヒッコリー、オーク、メイプルなどがあります。

  • ヒッコリーは、ドラムスティックに最もよく用いられている材料で、適度な硬さと重さで扱いやすいのが特徴です。
  • オークは重く、ロックのようにパワフルな演奏をしたい場合に向いています。
  • メイプルはヒッコリーより軽く、ジャズのように繊細な音を出したい場合に適しています。
    ただ折れやすく、何かの衝撃でスパーンと折れることがあるようです。

初心者でポップスを中心に演奏する場合は、ヒッコリーが標準的でいいのではないかと思います。

チップの形状

丸型、樽型、卵型、ティアドロップ型などがあります。

  • 丸型、樽型のように丸っこい形は、音のバラツキを抑え、音量の粒が揃いやすい。
  • 卵型、ティアドロップ型は表情をつけやすい。

最初にスティックを選ぶときに、チップの形で選ぶことは少ない気がします。持った感じがいいスティックに、違和感のないチップがついていたらいいと思います。

ドラム初心者・女性におすすめのドラムスティック

初心者によくおすすめされるモデルですが、やはりこれはおすすめです。

楽器屋さんでは、このシリーズのところに「初心者におすすめ」とPOPを貼っているところが多いように思いました。
私も最初のころはこのシリーズを使っていました。やはり初心者には扱いやすかった気がします。

スペック的にも、チップの形状は樽型、サイズは5Aと同じ太さながらやや短めと、初心者に扱いやすい仕様になっていて、楽器屋さんでの価格も手ごろでした。

これを持ってレッスンに行ったら「生徒さんみんなそれを使ってるんだよね。なんでかな?」と先生に言われたことがあります。
やはり、初心者でこれを買う方は多いようです。

「みんなと同じのはちょっと・・・」と思われるかもしれませんが、最初から個性を出す必要もなく、初心者向きのこのスティックを使ってみて、そこから好みのものを探すのも楽しいです。

それでも「みんなと同じなのはいや」「もっと違うスティックを使いたい」と思われる方には、こちらはどうでしょうか。VATERは少し高いですが、私が今気に入っているドラムスティックです。
(このあたりはほんとに人それぞれで、それぞれおすすめがあります)

このスティックは、5Aタイプと同じサイズで重さもありますが、ショルダーが長くコントロールしやすいです。

こちらの記事に使用感など書いています。

まとめ

初心者の女性の方が、初めてドラムスティックを選ぶときに気になると思うところを中心に、選び方をまとめました。
一回でぴったりのスティックをみつけるというよりは、最初は使いやすいスティックから初めて、少しずつ自分に合ったものを探していく感じだと思います。
そこは大変だけど楽しいところでもあります。

この記事が、少しでも参考になると嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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