ドラム初心者の方、基礎練習はどんなことをされているでしょうか。
私は大人になってからドラムを始めて、特に基礎練習をすることなくドラムを続けてきましたが、5年目に先生に、”ここからさらに上達するには、基礎に戻って練習するしかない”と言われました。
そして、レッスンで基礎練習を半年くらいやった結果、(自分で言うのもなんですが)目に見えて上達したのです。
ドラムには「スティック・コントロール」という有名な教本がありますが、私はいきなりこれに挑戦して挫折したことがあります。理由は、これをするための基礎ができていなかったためだと思います。
やっぱり最初にやるべき練習があるのですね。趣味で楽しめればいいと思っていても、基礎をしっかり教わって、さらに楽しみるようになりました。
ここでは、まず最初にやる基礎練習について、どんなものをどのくらいやったかと、その経験からわかったこと(学んだこと)をご紹介します。
いきなりスティック・コントロール教本をやったら挫折した
私は社会人になってからドラムを始めて、最初は専門学校の社会人コースで習い始めました。
ただ、「趣味としてやっている」と先生に言ったせいか、簡単に叩き方を教わって、あとはどんどん曲をやっていき、”基礎練習のやり方”を教わることはありませんでした。
(プロになりたい人は当然教わっていたと思います)
でも自分でも基礎練習はどんなのがあるんだろう?と気になったので、ネットで「ドラム 基礎練習」で検索してみたことがあります。
すると、スティック・コントロールというものがあって、これは絶対やった方がいい!という内容の記事がたくさん出てきました。
私も「これは、ぜひやってみなければ!」と思ったので、教本を購入して、練習用のパッドも購入してやり始めました。
でもやってみると難しくて、2~3ページくらいやったけどできるようになる気がしない、というか、そもそもやり方が間違っているのでは??と言う気がして進めなくなりました。
動画で説明を観てやってみたけどうまくできなくて・・・。
どうも私は、スティック・コントロールができるための基礎ができていなかったようです。
そんなわけで、スティック・コントロールは完全に放置になりました。
基礎練習のレッスン
その後ドラムを始めてから5年目、専門学校を終了してからずっと教わっている先生に、「ここからさらに上達するには、基礎に戻って練習するしかない」とすすめられ、レッスンで基礎練習をちゃんと教わる機会が来ました。
レッスンでやった基礎練習
この時やった基礎練習の内容は、次の3つです。
- アクセント移動
- パラディドル
- ダブルストローク(ロール)
アクセント移動とパラディドルはそんなにたくさんのパターンはやらず、一番基本的なパターンだけを練習しました。
それぞれがどんなものか、簡単に書いていきます。
アクセント移動
私がやったのは、次のようなアクセント移動です。1番基本的なものだと思います。
赤がアクセントの位置です。
1小節ごとに、アクセントが右手⇒左手⇒右手⇒左手と移動し、4小節目までいったら頭に戻って、ひたすら繰り返します。
最初は♩=60から始めて、出来るようになったらスピードアップしていきます。
スピードアップすると、アクセントとそれ以外の音の差がだんだんなくなってきて、難しい・・・。
アクセント移動についてはYoutubeで検索するとやり方がいろいろ出てきますね。
私は次の動画が面白くて参考になったのでよかったらご覧ください。
パラディドル
パラディドルは次のものを練習しました。これも一番基本的な内容だと思います。
”RR”、”LL”など、がダブルストロークになりますね。シングルでもダブルでも音が均一になるようにという練習。
これも4小節目まで行ったら、頭に戻って何度でも繰り返す。
アクセント移動と同様、最初は♩=60から始めて、出来るようになったらだんだんスピードアップを目指します。
これは、右手ほど器用ではない左手が難しい・・・。左手が引っかかって、スピード上げられません。
(かといって、右手がほんとにちゃんとできてるわけでもないんですけどね)
パラディドルもYoutubeにたくさん動画があると思いますが、ちょっと難しいものが多い気がしました。
パラディドルはダブルストロークがいかにちゃんとできるかがポイントかなと思うのですが、次のダブルストロークご紹介する黒田知良さんの動画が勉強になりました。
ダブルストローク(ロール)
私は、ゆっくりのダブルストロークからスピードアップして、ロールにつなげるという練習をしました。
これも難しいですね(;^ω^)
ダブルストロークの2打目が弱くなりがち。
自分ではできているつもりでも、スマホで撮影すると全然音量が揃ってないとか。
ダブルストロークについて黒田知良さんが説明されている動画が面白くて勉強になったので、参考に添付します。
黒田知良さんのYoutubeはいろいろためになるものが多いので、よく見ています。
時々、言ってることが難しすぎてよくわからないものもありますが・・・(;^ω^)
基礎練習を半年続けた結果
基礎練習には時間がかかる
半年くらいの間、レッスンではこれだけをやってました。
この基礎練習はとても時間がかかって、一旦教わって、その通りにやっているつもりでも、レッスンにいくと違っている。そこで教わってまた自分で練習・・。出来るようになってきても、今度は別の癖が出てきて、そこを指摘されて直して・・・という繰り返しでした。
自分では出来てると思っても、「3番目の音が少し遅れている」などと指摘されて気づいたり、一緒に耳を鍛える必要があるなと思いました。
繰り返していると、以前はわからなかった違いが分かるようになってくる気がしました。
もちろん、自分でも出来ないと思う個所を、レッスンでじっくりみていただき、原因を探って直すこともありました。
基礎練習をやり始めて半年くらいで、「一旦ここで、レッスンは終わりにしましょう。引き続き自分で練習してくださいね」ということになりました。
基礎練習のレッスンを受けて思ったこと
約半年間基礎練習を続けた結果、自分で感じたのは、ドラムを叩く姿が各段によくなったというところでした。
普段スマホで動画をとって練習していて、以前はフォームが固くてかっこ悪いのが嫌でした(笑)。それが、基礎練習後はすごくドラマーらしくなったと思います。自分で言うのもなんですが、かっこよくなりました!
もちろんスキルもあがったと思います。
この経験から思ったのは、基礎練習は時間をかけてほんとに地道にやる必要があるということです。
黒田知良さんが動画の中でおっしゃってましたが、どこまでできればいいかというのは本当に終わりがなく、奥が深いです。
また、パターンは最初はあまり手を広げないで、本当に基本的なものをじっくりやった方がいいと思いました。
今も自分で練習をつづけています。
ひとりでやっていると、できてる、できてないの基準も甘くなりがちなのを実感しています。
プロの方はその基準も厳しいと、自分の先生やYoutubeの黒田知良さんを見て思いました。
なかなかそのレベルは難しいですが、出来る範囲で意識してしっかりやりたいところです。
まとめ
以上、ドラムの基礎練習についての私の経験でした。
地道な練習ですが少しずつ続けて、ドラムを楽しんでいけるといいなと思っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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