「楽器を習い始めたけどすぐやめてしまった」
「教室に通ってレッスンを受けてみたいが、続けられるか心配」
そんなことはないでしょうか。
私も、パーカッションを習い始めて半年でやめたことがありますが、今の先生には10年近く教えていただいています。
そこでここでは、楽器のレッスンを始めても続かない原因と、続けられるための条件を考えてみました。
自分が続けられなかった経験を踏まえ、一般的に考えられる内容でまとめています。
習い始めた楽器、せっかくなら長く続けて楽しみたいですよね。
楽器を習い始めようか迷っている方の参考にしていただけると幸いです。
習い始めても続かない原因
先生に教わって続かない原因として、大きく分けると次の4つが考えられます。
- 先生の演奏スタイルが好みじゃない
- 楽器の難易度が高い
- 自分の中で他におもしろいことがある
- 経済的に厳しい、通うのが大変、時間的に余裕がない
私の経験で具体的にご説明します。
私は初めてのパーカッションを習った時に続けられず半年でやめてしまいました。
その時続かなかった原因を整理するとこんな感じでした。
- たまたま知り合ったパーカッショニストさんに習い始めたが、レッスンを受けてみると先生の演奏がそんなに好きな感じではないことがわかった(理由1)
これは申し訳なかったところですが、一方では好みの問題なのでどうしようもない部分でもあります。 - 最初に練習した楽器はボンゴとパンデイロで、最初にやる楽器としては楽しめるまでの難易度が高かった(理由2)
- その時私はタップダンスに熱中していて、パーカッションをやるとリズムの勉強になるかもと思って始めたので、本当にパーカッションがやりたくて始めたわけではなかった(理由3)
- タップダンスにお金がかかっていたので、パーカッションのレッスン代が厳しかった(理由4)
これは私自身の経験ではありますが、一般的に考えられることもかなり網羅しているように思われます。
演奏スタイルという面では、自分のやりたい音楽のジャンルと先生の専門が違うと、最終的には続かないと思います。
また、理由4の経済的、時間的な問題も大きいですよね。
仕事が忙しすぎる、教室が遠いなどのケースも、あると思います。
レッスンを続けられる4つの条件
次に、先生に教わってレッスンを続けられるのに必要な条件を考えてみましょう。
こちらは、続かない原因の逆になるはずです。
- 先生との相性がいい
- 先生の演奏スタイルが好み。
- 初心者でも楽しみやすい楽器から始める
- 自分の中のタイミングがいい
ひとつずつ見ていきましょう。
先生との相性がいい
相性とは、人間的な相性がいいか?教え方が自分に合っているか?という部分。
何かを教わるうえで先生との相性は、一番重要かもしれません。
これは実際にレッスンを受けて、先生がどういう人なのかを知らないとわからないところなので難しいところです。
体験レッスンがあったら、ぜひ一回レッスンを受けてみるといいと思います。
”ぜんぜん合わないかも”、”結構いい先生だな~”など感触があれば参考になりますね。
先生の演奏スタイルが好み
演奏スタイルは、先生の演奏を見て「かっこいいな」「あんな風に演奏したい!」と思えるかという部分。
私は専門学校で教わり始めてから、今師事している先生の出演されるライブを見に行って演奏に心を打ち抜かれました!
そこから本当にパーカッションに夢中になりました。
また、将来的に自分がやりたい音楽ジャンルが、先生の専門とあっているか?という問題もあります。
極端な話、自分はバンドで演奏したいのに、先生がフラメンコのパーカッショニストだと専門があわないということになりますね。
もちろん、部分的に学ぶということもあるので、すべてが一致する必要もなく、教わる目的にもよると思います。
もし、ライブなどで心に刺さる演奏をしている方を見つけたら、その人に教わるのが手っ取り早いです。
「そんなの無理!」と思うかもしれませんが、そうでもないかもしれません。
私が以前、ライブハウスで隣に座った方と話をした時のことですが、その方はそのライブに出演していたサックスプレイヤーのレッスンを受けているということでした。
あるライブに行ったときに先生の演奏にずきゅんときて、サックスを始めました。
でも恐れ多くて教えてくださいとは言えず、地元の音楽教室に通っていたんです。
ところがファンになって何度もライブに通ううちに「それなら僕が教えるよ。」と言っていただき、レッスンを受けるようになりました。
こんなこともあるのですね!
かなりメジャーなところで活躍しているミュージシャンでも、個人レッスンをしている方はそこそこいらっしゃるようです。
好きなミュージシャンがいたら、念のためHPで個人レッスンをしていないか調べてみるといいかもしれません。
初心者でも楽しみやすい楽器から始める
これはパーカッションの場合です。
パーカッションは楽器の種類が多く、初心者でも比較的短い期間で楽しめるようになる楽器と、時間のかかる楽器があるので、どの楽器から始めるかは結構大事です。
もし、ピンポイントでやりたい楽器があるならそれから始めるのがいいのですが、広くパーカッションをやりたい、という場合は、短い期間で楽しめる楽器から始めるのがおすすめ。
一番のおすすめはカホンです。
カホンは、初心者にも鳴らしやすく、いろんなジャンルの音楽にあうので「楽しい!」と経験しやすいと思います。
初心者におすすめの楽器はどれか?ということについては、下の記事で書いていますのでぜひご覧ください
自分の中のタイミングがいい
”自分のタイミング”としては、レッスンや練習のための時間が無理なく確保できる、他に夢中になっているものがなくそれに集中できる、などが挙げられます。
金銭的に余裕がある、行きやすいところに教室があった、なども結構重要なポイントですね。
私のパーカッションの経験では、半年でレッスンをやめた時はタップダンスに夢中になっていましたが、今の先生に出会った時はタップダンスはやめていて(自分に才能がなくあきらめて、他にリズムを表現できるものを探していた)、その結果金銭的な余裕が出来ていました。
どちらも同じパーカッションでしたが、自分の状況はかなり違っていました。
そのもの自体(私の場合はパーカッション)が自分に向いているか?ということ以前に、続けられるかどうかを左右する条件は多いと思います。
まとめ
レッスンが続けられるかどうかは、ほんとに個人的な要素が多く、事情も人それぞれかと思いますが、私の経験から続けられる条件を考えてみました。
参考にしていただけると幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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