【パーカッション初心者向け】ボンゴの選び方・選ぶときのポイントを解説

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コンガ、ボンゴ、ジャンベ

ボンゴを始めるので自分の楽器を購入しよう!という方向けに、選ぶときにポイントになることをご紹介します。

”おすすめ、ボンゴ”などで検索すると、いろいろなサイトでおすすめのボンゴを教えてくれますが、「高音の音抜けがいい」「バランスがいい」と言われても、いまいちイメージがわかない・・ということはないでしょうか。

はじめてボンゴを選ぶときは、なんとなく好きだなと感じるものを選ぶだけでも十分かもしれませんが、いくつか知っておくと参考になるポイントがあります。
ここではそのポイントを、具体的にそれがどいういうことなのかを含めてわかりやすくまとめました。
ボンゴ選びに迷っている方の参考になると幸いです。


下の記事でメーカーごとのボンゴを比較表でご紹介して、タイプ別におすすめをピックアップしています。

ボンゴを選ぶときのポイント

早速、ボンゴを選ぶときのポイントを見ていきましょう。

価格、クラス

各メーカとも入門向きのモデル、中級にもおすすめのモデル、最高級モデルやシグネチャーモデルがあり、価格も大体その順に高くなっていますね。
初心者の方は、入門~中級向きから選ぶことが多いと思います。

その際、もし楽器としてボンゴの演奏をやってみたいと思う場合は、一番安い価格帯のコンパクトボンゴと呼ばれるものや、学校、レクリエーション向けとされているものではなく、少し上の価格帯から選ぶことがおすすめです。
高級モデルでなくてよいので、初心者向けの中でも価格帯が上のものか、中級向けのものから選んだ方がボンゴを楽しめると思います。

長く使いたいから少しいい楽器が欲しいという方は、もちろん、ぜひ上のクラスから選んでみてください!
有名パーカッショニストのシグネチャーモデルも気分があがります。

入門向けのモデルは、手ごろな価格で初心者でも鳴らしやすいものが多く、扱いやすいと思います。
一方中級・上級向けの楽器で、上達するにつれて楽器本来のいい音が出るようになるのも楽しいです。
どちらでも、予算や希望にあわせて選んでみてください。

ちなみに私は、先生の使っている楽器に憧れてLPのシグネチャーモデル「ギャラクシージョバンニ」を選びました。
最初は(使いこなせてなくて)いいも悪いもなかったですが、だんだん「ちょっといい音になってきたかも?」などと思うようになり、やっぱりほしい楽器にしてよかったと思っています。
ギャラクシーは硬い木を使っているため、鳴るようになるまで時間がかかるそうなので、これから育てるつもりで使っていきたいです。

シェル(太鼓の胴の部分)の素材

シェルの素材は、木、樹脂、ファイバーグラスなどがありますが、木製のボンゴが多いです。
素材は、樹脂<木<ファイバーグラスの順で重くなります。
音色も素材の影響を受けて、樹脂製は明るく軽い音、ファイバーグラスは大きな音量で音抜けがよいという傾向があります。

特にファイバーグラスは固い音色で、大きな音、音抜けがいい特性から、屋外や大きなホールでの演奏、他の楽器が多い場合にも埋もれないようにしたい場合に適したものが多いです。

木製のボンゴが大半なので、普通に選ぶと木製になると思います。
初心者の場合、特にこだわりがなければ、木製で好みのものを選ぶのがよいと思います。

リムのタイプ

トラディショナルタイプとカーブリム

リム(ヘッドを押さえているフープ)にはトラディショナルタイプカーブの2種類があります。

トラディショナルタイプとは下の写真のように平らな形のリムで、伝統的なリムの形です。

もうひとつのカーブは下の写真のような丸みのある立体的な形のリムです

メーカーやモデルによって丸み(ふくらみ)の程度はいろいろあり、呼び名もカーブ、ラウンド、またメーカー独自の名称などで呼ばれます。

ボンゴを選ぶときにリムが関係するポイントは次の2点です。

  1. 足ではさんで演奏するスタイルの場合、カーブリムはやりにくいことがある
  2. ヘッドのテンションを強くかけたい場合、トラディショナルタイプのリムは歪みやすい

順にご説明します。

演奏スタイルとリムの関係

スタンドを使わずにボンゴを足に挟んで演奏する場合、カーブリムのボンゴは足に挟んで演奏しにくい場合があります。

というのは、カーブリムはリムが膨らんでいるため足に当たる場合があるということ。
また、2つの太鼓をつなぐブロックを大きくする必要があり(リム同士がぶつからないように)、その分楽器が大きくなって、足ではさむのが大変になることもあるためです。

※特に、口径が大きめのモデル、リムのふくらみが大きいタイプは注意が必要

スタンドにボンゴを固定して演奏する場合はいいのですが、ぜひ足ではさんで演奏したい!という方でカーブリムのボンゴを検討しているときは、お店で実物で試す、レビューを見るなど確認した方がよさそうです。

※他に重くて足で支えるのが大変という場合もあります。
私もはじめてボンゴを習った時、足で支えるのが思ったよりきつくて挫折したことがあります。
先生の楽器を借りていたので、普通に足ではさんで演奏できるボンゴだかもしれませんが、初めてだとなかなか大変でした!

ヘッドにテンションをかけるときのリムの強度

ヘッドをがんがん張ってピッチ(出る音の高さ)を高くしたい!という場合、トラディショナルタイプのリムは強いテンションがかかるとゆがみが出やすい構造です。(ただの平らな輪なので)
カーブリムの方が構造上、強いテンションがかかってもゆがみにくく、ピッチを上げたい場合に向いています。

ヘッドの素材

本皮とプラスチック製

ヘッドには本皮を使ったものと、プラスチック製のものがあります。
もちろん本皮は、プラスチック製なと比べると音色がよい(暖かさがある、深みが感じられるなど)ところが特長です。
初めてのボンゴを選ぶ場合は、本皮の方がボンゴらしい音色、演奏を楽しめると思うので、本皮を選ぶのがおすすめです。
実際、本皮を使ったモデルが多いので選びやすいと思います。

本皮は湿度の影響を受けやすい

本皮には、湿度の影響を受けやすいというデメリットがあります。
このため天候や季節の変化で湿度が上がると、ヘッドがゆるんでピッチが下がり、乾燥すると逆に張ってピッチが上がっていく。
最悪の場合、急激にテンションがかかりすぎて破けることもあります。

プラスチック製のヘッドは湿度の影響を受けにくいため、屋外など環境の変化を受けやすい場所での演奏には向いています。

ですが通常の使い方ならそこまで心配する必要はなく、やはり音色の面から本皮を使っている人が多いと思います。

ただ、本皮の楽器は扱うときにちょっとの注意は必要です。
神経質になる必要はないのですが、やはり本皮は急に乾燥した場合破ける可能性のあるものだという前提で、気をつけて扱う必要があります。

実は、私は小さい方の太鼓(マチョ)のヘッドが破けたことがありますが、それはテンションをかけっぱなしで長期間保存(年単位で)していたためでした。
使うときは締める、使い終わったらテンションを緩めるのほんのひと手間で防止できるので、面倒がらずぜひやることをおすすめします。

ちなみに、大きい方の太鼓(エンブラ)はそんなにテンション上げないので大丈夫だと思います。
(私は緩めたりしてません)

ヘッドのサイズ

ボンゴの商品サイトを見ると、ヘッドのサイズに「7-1/4″ & 8-5/8″」のように記載されています。
これは、小さい方の太鼓(マチョ)が7と1/4インチ、大きい方(エンブラ)が8と5/8インチだということです(直径で)。

このサイズに決まりはなく、モデルによってほんとにいろいろなサイズがあるのです。
このため、あまり使われていないめずらしいサイズのボンゴを購入した場合、ヘッドが破けた時に交換用のヘッドがなかなか見つからないことがあります。(取り寄せになるとか)

ですので特にこだわりがなければ、あまりめずらしいサイズのものは避けた方が無難です。


こちらの記事で、メーカーごとのサイズ展開がわかるので目安になると思います。

結局は好きなものを選ぶのが一番

いろいろポイントを上げましたが、結局は好きなものを選ぶのが一番です。
ただポイントを知ることで、この辺から選べばいいんだなとわかったり、安心して選べるようになるといいかなと思います。

可能だったらぜひお店で実物を見て、初心者でわからなくても叩いてみて選ぶことをおすすめします。

まとめ

ボンゴを選ぶときのポイントをいくつかご紹介しました。
今回は、価格・クラス、リムの種類、シェルの素材、ヘッドの素材それぞれについて説明しました。
お気に入りのボンゴを見つける参考にしていただけると嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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