ポップスなどで使いやすい、使用頻度の高いボンゴのリズムパターンを2つご紹介します。
マルティージョ(Martillo)とR&Bのパターンです。
ボンゴには実は決まったパターンというのはあまりなくて、マルティージョはボンゴのただ一つの基本パターンと言われています。
またR&B(正式なパターン名ではないと思いますが)はポップスなどで聴くことが多いものです。
どちらもいろいろな曲で使いやすいパターンです。
ボンゴ初心者の方やこれから始める方に、練習や演奏の際の参考にしていただけると嬉しいです。
マルティージョ(martillo)
リズムパターン1つめはマルティージョです。
マルティージョのパターン
ボンゴの基本のリズムパターンはマルティージョ(martillo)しかないのだそうです。
伝統的な演奏では様々にアレンジして使われる他、ポピュラー音楽にも合いやすくて使われることが多いものです。
譜面にするとこんな感じ。
簡易的な感じで書いてみました。
基本のマルティージョ
M:トーンのミュート、O:オープン、T:トゥ、H:ヒール
上の段が小さい太鼓マチョ、下の段が大きい方のエンブラです。
左手のヒールが打面で押さえて次のミュートになります。
つまり、一拍目の右手のミュートの前に左手のヒールで打面を押さえている状態から始まります。
動画で見た方がわかりやすいです。マルティージョで検索するとたくさん出てきます。
ここでは下の動画が、マルティージョの雰囲気がわかりやすいと思ったのでご紹介します。
※13分25秒あたりからマルティージョをゆっくり、19分30秒あたりから曲で演奏が見られます
最初に曲で見るのがわかりやすいかも。
マルティージョのアレンジ
マルティージョのアレンジは、上の動画でも20分30秒あたりからいくつか見ることができるし、実際に曲で使われているところを探すとほんとにいろいろ見つかります。。
参考に、シンプルなパターンをご紹介します。
そんなにたくさん覚えなくてもいくつか知っているだけで、結構楽しく演奏できますよ!
アレンジ1
M:ミュート、O:オープン、T:トゥ、H:ヒール
一番シンプルな見かけることの多いパターンではないかと思います。
アレンジ2
こちらは一旦止まる感じ。赤い音符の音は3連にして飾りをつけることも。
マルティージョが使われている動画
マルティージョで演奏されている曲はたくさんありますが、下の動画がボンゴを叩く手の動きが見やすく、テンポもゆっくりでおすすめ。
あちこちの記事でご紹介している大好きな動画です。
曲に合わせてどんなアレンジのパターンがあるかもみることができて、とても面白いし、勉強になるなぁと思います。
R&B
2つめはR&B。
R&Bに限らず、ポピュラー音楽でとてもよく使われるパターンです。
どこかで聞いたことがあるという方が多いかもしれません。
パターンの名前がR&Bというのではないと思いますが、何と呼ぶかわからなかったのでとりあえずR&Bと書いておきます。
R&Bのパターン
このパターンは聞いた方がわかりやすいと思いますが、一応譜面も作りました。
例えばこんな感じです。
叩き方はすべてオープン。
上の段が小さい方の太鼓マチョ、下の段が大きい方のエンブラです。
手順の通り叩くだけなので、マルティージョよりわかりやすいかもしれません。
叩き方の動画は見つけられなかったので、曲で。
聞いてみると「ああ、これか!」と思われるかも。冒頭からR&Bのパターンで始まります。
R&Bのアレンジ
R&Bのアレンジもそれこそ無数にあると思います。
例えばですけど、シンプルでわかりやすい例を譜面に書いてみました。
アレンジ1
ほんとにシンプルで使いやすいです!
アレンジ2
フラム(2つの音を少しずらす)を使った例です
R&Bのパターンで演奏されている動画
この動画も他の記事でご紹介している動画で恐縮ですが・・・・
やっぱりこれがかっこいいのです。
またろうさんのボンゴで、R&Bのパターンがベースになっていますね!
この動画は短いバージョンですが、ときどきボンゴも映って叩いているところがわかるのでこちらにしました。
Youtubeで検索するとフルバージョンもあるので、興味のある方はぜひご覧ください。
まとめ
ボンゴのただ一つの基本パターン、マルティージョと、ポップスでよく使われるR&Bのパターンをご紹介しました。
この2つだけでも結構いろいろな曲が演奏できると思います。
ボンゴの演奏を楽しむ参考にしていただけると嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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