コンガやカホンなど、ハンドパーカッションを始めた時って「そうか、パーカッションって手が痛いんだ!」と思いませんか。
板や、固く張った皮をかなりの勢いで連打するわけだから、そりゃ痛いです。
今、パーカッションを始めて7年ほどなので、痛いという感覚も薄れてきました。
なので、最初のころのことを思い出して、どの楽器が痛いか”痛い楽器ランキング”、また、普通に痛い場合(そのうち慣れる問題ないケース)の他に、叩き方に問題があって叩き方を修正したほうがいい場合などもありましたので、その経験をまとめました。
- あくまで私の経験なので、人によって当てはまらない場合もあるかもしれません。
- 叩き方に問題がある場合もあるので、少しでもおかしいと思ったら無理に練習を続けず、叩き方をチェックして原因を探す、またレッスンを受けている方は先生に相談することをおすすめします。
ちゃんと叩けていても普通は痛い
普段、硬いものをバシバシ連打することなんてないと思います。だから、始めたばかりの頃は、普通は痛い。そして段々慣れてきます。
ここではどの楽器が痛かったかという私の経験を、痛かった順番に書いていきます。
コンガ
私としては、コンガは手が痛い楽器No1だと思います。
打面は皮(プラスチックヘッドの場合もある)で、カホンの木よりは柔らかそうですが、強く張っているので固いです。
特にスラップは、指先を勢いよくぶつけないと鳴らないし、カホンよりずっと鳴りにくいので、むきになって力いっぱいやってしまいがち。(でも力をいれても鳴るわけではない)
気が付くと、指が痛くてもう練習無理、ということもたびたびでした。(初心者あるあるじゃないでしょうか)
また、初心者のころでも練習を10分20分と続けていると、しびれるのか、麻痺するのか痛さを感じなくなってきます。そうしたら、「痛くなくなってきた♪」と、続けて練習してしまいますね。
でも初めはほどほどにした方がいいと思います。
だんだん慣れてくるから無理なくやりましょう。
カホン
私のいろんな楽器の中で、初めてのパーカッションがカホンで、ほんとに初めてだったので痛かったです。
カホンは木の板です。固い板を連打するのだから痛い。
指先を勢いよくぶつけるスラップは特に痛いし、オープンもやっぱり痛かった。
10分20分叩き続けているとしびれるのか、麻痺するのか、痛さを感じなくなるのはコンガと同じ。
また、何ヵ月か経つと、手の皮が厚くなるのか、「この痛さは問題ないんだな」と脳が学ぶのか、そんなに痛くなくなってきます。
指のカホンにあたる場所に、カホンだこができることもあります。(私は中指の第2関節の下あたり・・・特に痛くはない)
叩いたときの衝撃で疲労がたまるし、カホンの場合は、叩く姿勢もきつくないですか?
コンガと同様、最初のうちは無理せず、少しずつ慣らしていくのがいいと思います。
ジャンベ
叩く時の勢いが必要なクラックはやはり手が痛いですが、私はコンガよりは楽でした。
コンガよりヘッドの張りも柔らかいせいでしょうか。
でも私がちゃんと叩けていないだけかも・・・?
コンガよりジャンベの方が痛いという人もいるようです。
ボンゴ
ボンゴも人差し指をつかうスラップがあり、指が痛い…はずですが、私はうまくできていなかったせいか痛くなかったです。(残念?)
ちゃんと出来ていれば痛いと思います。
私は人差し指が当たるついでに他の指も当たっていて、それが痛かったです。
それは叩き方に問題があるので、直しました。
手が荒れて指先が割れる
ハンドパーカッションは、手の脂を皮に持って行かれるし、叩いたときの衝撃もあるので手が荒れます。(カホンは板だけど、カホンでも荒れますね)
乾燥する冬場は指先が割れることもしょっちゅう。(冬でなくても割れるけど)
指の腹(指紋のところ)が割れることもあるし、爪のわきが割れることもあります(涙)。
シャンプーや食器を洗うときに洗剤がしみるのはほんとに痛いです。
ハンドクリームをこまめに塗ってケアしましょう。
割れそうなとき、もしくは割れちゃったけど叩くときは、テーピングをしています。
プロの方は、ライブでテーピングをしているのをみかけることもありますね。
こういうテーピング用テープです↓
叩き方に問題がある場合もある
叩き方に問題があって痛い場合もあります。
そういう場合は、叩き方を直さないといけないですね。レッスンを受けている方は先生に相談を。
ちゃんと叩けていても痛いのが標準なので、どういうときは問題あるのか?というのは、説明が難しいだろうと思います。
私の場合、叩き方に問題があるため手が痛かったのは、例えば下記のよう場合でした。
- ジャンベで手の骨が太鼓のリムにあたって痛い
叩いたときに手の骨が太鼓のリムにあたっていて、繰り返しているうちに青あざになりました。
⇒こんなものなのかな?と最初思いましたが、違いました。骨が当たらないように叩き方を直しました。
- コンガのスラップで指の関節が当たってマメができた
中指と薬指の第一関節(指先に近いほう)のところ。
当たるととても痛くてぐるぐるテーピングして保護して練習していた。
⇒マメが出来るのは仕方ないと思って痛いのを我慢して練習してたが、そうではなかった。
コンガは骨の位置を当てるという人もいるので、骨があたるのはダメとは言い切れないようです。ただ、”マメがすごく痛い”のは叩き方に問題があると考えられます。
力が入っているのかもしれません(まだ試行錯誤中・・・)
痛いときは無理しない
叩き方に問題があってもなくても、痛いときは無理をしないのが体のためには一番だと思います。
そして「あれ?こんなに痛いのかな?」と思ったら、一旦練習をやめて、叩き方をチェックした方がいいです。レッスン受けてる方は、”このくらい・・”などと思わず先生に聞くことをおすすめします。
まとめ
パーカッションは最初の頃は叩くと手が痛いのが普通なので、どこまでが普通でどこからおかしいかという説明は結構難しいです。
問題のない痛みだろうなと思っても、最初は無理しないように、少しずつ慣れていくのがいいと思います。
そして、おかしいと思ったら、叩き方をチェックする、レッスンを受けている方は先生に相談するなど対処することをおすすめします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント