ジャンベは、西アフリカ発祥の太鼓で、1台で低音から高音まで幅広い音を出せる、とても表現力の豊かな楽器です。
ライブやドラムサークル、公園でのセッションなど、さまざまな場所で演奏されているのを目にして、気になった方も多いかもしれません。
この記事では、ジャンベの特徴、奏法、おすすめの動画、選び方、おすすめのメーカーなどをわかりやすく紹介します。
ジャンベに興味を持った方、これからジャンベを始めたい方、気軽に叩ける楽器を探している方はぜひ参考にしてください。
ジャンベとは?|西アフリカ発祥の太鼓

ジャンベは、ギニア、マリ、コートジボワール、セネガルなど西アフリカの国々で生まれた太鼓でです。
およそ、500年以上前に誕生したと言われています。
もともとは、儀式やお祭り、通信手段として使われていました。
ダンスの伴奏などで音楽的に使われるようになったのは、近年のことで、地域ごとに伝統のリズムが発展してきました。
ジャンベの世界的な普及に大きく貢献した人物としては、何と言ってもギニアのママディ・ケイタ(Mamady Keïta)が挙げられます。
1960年代にアフリカ諸国の独立運動が起こり、ギニアが独立した後、彼はにソロプレイヤーとして活躍していましたが、政情不安からフランスへ渡りました。
それをきっかけに、ヨーロッパへジャンベと西アフリカの伝統音楽を紹介するようになりました。
彼の活動は、ジャンベが世界中に普及する導火線となりました。
ジャンベの特徴のひとつは、力強くクリアな高音から、深みのある低音まで、1台で幅広い音域を出せます。
叩く位置や手の使い方によって音色が大きく変化し、表現の幅が大きいところが魅力のひとつです。
現在では、アフリカの伝統音楽だけでなく、ポップス、ジャズ、ダンスミュージック、ドラムサークルなど、さまざまな場面で演奏されています。
ジャンベの構造

ジャンベは、見た目はシンプルな太鼓ですが、素材や作りによって音色も扱いやすさも変わります。
ここでは、ジャンベの基本的な構造と、素材による違い、チューニング方法などについて紹介します。
構造と素材
ジャンベは、木をくり抜いて作られた胴に、ヤギ皮が張られています。
木の種類はレンゲ、マホガニー、イロコなど、作られている地域によって様々なものが使われているようです。
重い木で作られたものの方が音がよい傾向があります。
木胴は温かみのある音が特徴で、特にアフリカンスタイルの演奏にには欠かせません。
近年では、ファイバー製のボディやファイバースキンなどプラスチックのヘッドを使ったジャンベも一般的です。
ファイバー製は軽くて扱いやすく、湿度変化に強いという特徴があります。
また、音抜けがよいものが多く、屋外での演奏やバンドのライブなどにも向いています。
合成皮のヘッドは湿度の影響を受けにくく、メンテナンスの手間が少ないのもメリットです。
ヘッドを張る方式とチューニング
ジャンベのヘッドの張り方は、ロープタイプとチューナブルタイプに分かれます。
ロープタイプはロープを使った伝統的なスタイル、チューナブルタイプは、コンガと同じようにチューニングラグが使われており、手軽にチューニングできるものです。
ロープタイプ

ロープタイプのジャンベは、ロープの締め具合でテンションが決まります。
基本的には、購入時にお店が良い状態に調整してくれている場合が多く(専門店の場合)、そのままの使い続けることが多いと思います。
使っているうちに皮が伸びて緩んできたら、ロープを締め直してテンションをかけなおすこともできます。(結構大変です)
また、ハンマーでヘッドのふちの部分を叩くことで微調整する方法もありますが、それはあくまで微調整で、大きく変えることはできません。
チューナブルタイプ

チューナブルタイプは、コンガのように金属のラグで皮を締める方式です。
レンチを使って簡単にチューニングできるため、張りを簡単に変えることが出来ます。
ライブやバンド演奏で抜ける音がほしいときに、テンションを強くかけるなどもすぐに調整できます。
皮のヘッドは扱いに注意が必要
ヘッドに使われているヤギ皮は、湿度の変化や張り具合によって破れてしまうことがあります。
皮は湿度が高いと伸びて、乾燥すると締まります。
梅雨の後の夏に気温が上がった時期、冬の乾燥する時期、また湿度の高い場所や直射日光の当たる場所で放置すると破れの原因になります。
特にロープタイプの場合、一旦テンションをあげると緩めるのに手間がかかるので、締めすぎない方がいいと思います。
チューナブルの場合はレンチで簡単に調整できるので、テンションを上げた時は使用後に緩めるて破損防止した方がいいです。
ジャンベの奏法

立奏と座奏
ジャンベは、立って叩く方法と座って叩く方法があります。
立奏では、ジャンベをストラップで肩からかけて演奏します。
座奏の場合は、ジャンベをを少し傾けて膝で押さえるか、ジャンベスタンドを使って演奏します。
<ジャンベスタンドは例えば↓>
叩き方
ジャンベは、叩く位置や手の形を変えることで、何種類もの音を出すことができます。
基本となるのは、次の3つです。
ベース:
ヘッドの中央付近を、手のひら全体で叩いて深く響く低音を出します。
オープン(トーン):
ヘッドの縁に指の付け根が当たる位置で、指をそろえて指全体を使ってたたきます。
「ポーン」や「トーン」と言う感じの中音です。
スラップ:
オープンと大体同じ場所を、指を開いた形で、指先で強く叩きます。
「カーン」と鋭く高い音が鳴ります。
ジャンベは、これらの叩き方を組み合わせて様々なリズムを演奏します。
伝統的な演奏方法
伝統的なアフリカの音楽では、ジャンベとドゥンドゥン(両面太鼓)のアンサンブルで演奏されることが多いようです。
ドゥンドゥンには、音の高さが異なるサンバン、ケンケニ、ドゥヌンバの3種類があり、それぞれがリズムの土台となります。
伝統的なスタイルにとても多くのパターンがあると思いますが、ここでは一般的によく知られている「Toro」と「Kuku」を紹介します。
「Toro」は伝統的には儀式の際に演奏されるリズムだそうです。
この動画は、ギニア北東部にある西アフリカの伝統音楽を学ぶ学校の、デモ演奏です。
こちらは「Kuku」のリズムです。
Kukuは儀式でも使われる他、ダンス(舞踊)にも使われるそうです。
現在のポップスなどにも使いやすいリズムではないでしょうか。
伝統的なリズム以外でも、ジャンベはドラムパターンやコンガのパターンなど、様々な演奏をすることが出来ます。
自分のやりたい音楽に合わせて、自由に叩けるところもジャンベの魅力です。
家で叩くのは無理
ジャンベは音量が大きく、音が遠くまで飛ぶので、一般的な住宅で叩くのは難しいです。
そもそも、通信手段としても使われていたこともあるとのこと、遠くまで聞こえるのも当然ですよね。
練習する場合は、音楽スタジオ、公民館などで楽器演奏可能な場所、公園や河川敷(周囲に迷惑が掛からない場所)などを利用するのが一般的です。
※公園は、楽器の練習が禁止されているところも多いので、確認が必要です。
ジャンベが使われる音楽ジャンル

ジャンベは、アフリカンミュージックを楽しみたい場合にはもちろんですが、ジャズ、ロック、クラブミュージック、など、幅広い音楽で演奏されています。
アフリカンミュージックは、日本ではジャンベを中心にした小編成のアンサンブルで演奏することが多いようです。
ライブハウスや野外イベントや、ワークショップやダンスクラスの伴奏などの活動が見られます。
伝統スタイルを再現する人もいれば、自分たちの音楽に合わせて自由にアレンジするスタイルもあります。
アフリカンミュージック以外では、アコースティックライブでコンガやカホンに同じように使われることもあります。
ジャンベの長く伸びる、郷愁のある響きは独特の雰囲気があり、曲調によっては歌ものの伴奏にもよく合います。
逆に、ジャンベの熱いリズムはダンスミュージックにもぴったりで、ハウスでもよく演奏されています。
ジャンベは、ドラムサークルでもとても人気があります。
ドラムサークルとは、ファシリテーターのリードに合わせて太鼓を叩き、即興で音楽を演奏するものです。
年齢に関係なく、初めてでも楽しめて、コミュニティイベントやワークショップなど広く開催されています。
ジャンベの魅力

ジャンベは音がよく響いてリズムを体でも感じられること、初めてでもわかりやすく、すぐに楽しめるところが魅力のひとつです。
また、ひとつの楽器で低音から高音まで演奏できて、リズムを組み立てる楽しさが大きく、上達すると音が変化していく手ごたえもあります。
特に、アフリカンリズムのようなエネルギッシュな演奏から静かな伴奏まで、幅広く表現できるところは大きな魅力ではないでしょうか。
楽器のサイズにもよりますが、持ち運びがしやすいサイズのものは、ジャンベ1台だけを持って行って手軽に楽しめるところもいいですね。
ジャンベのおすすめ動画

ここでは、ジャズ、ポップス、ダンスミュージックなどでジャンベがおもしろい動画を紹介します。
演奏が超絶テクニックというよりは、ジャンベってこんな風に使えるんだ、面白いな、と思える動画を選んでみました。
Boy is Mine カバー|ジャンベとアコースティックギター
Boy is Mineのカバーで、ジャンベはドラムパターンを演奏しています。
アコースティックギターとの組み合わせがよく合って、カホンなどで演奏されるのとは違う抒情的な雰囲気があって、いい感じですね。
Djembe x Smooth Jazz
ジャンベは、ジャズのライブで演奏されることもありますが、この動画は自宅でしょうか?
ジャンベのヘッドがゴッホの絵ですよね!これも目を引きますね。
Djembe live percussion|house music
打って変わって、ジャンベの熱いリズムを活かしたハウスの動画。
ジャンベは西アフリカでも舞踊の伴奏に使われていたので、こういうジャンルは得意分野です。
Afro House|Djembe Live
クラブでのライブイベントの動画です。
このリズムで踊ると、トランス状態になりそう。(なったことないけど)
Western Bronco ジャンベカバー
この方の演奏は、一般的な演奏法とは違ってかなりユニークなように見えます。
テクニックがすごいけど、Western Broncoの曲の雰囲気にもあって、こんな演奏もできるんだなと思いました。
初めてのジャンベを選ぶポイント

初めてジャンベを選ぶときのポイントになることはいくつかあります。
極端な話、見た目で好みのものを選んでもいいのですが、自分がこだわりたいポイントを重視して選ぶのがおすすめです。
ここでは、ジャンベを選ぶときのポイントとして、「サイズ」「重さ」「素材」「チューニングの方式」「価格帯」について解説します。
サイズと重さで選ぶ
ジャンベのサイズ(太鼓の直径)は、一般的に8〜14インチ(25~35cm)ほどの幅があります。
どのサイズを何と呼ぶかに決まりはないのですが、大体の目安としては下記の通りです。
- フルサイズ:約12インチ~(30cm~)
- レギュラーサイズ:約11~12インチ程度(27~30cm)
- ミニサイズ:~10インチ程度(~25cm)
どんなサイズと重さがいいかは、どんな演奏をしたいかによって変わります。
ストラップで体にかけて使う場合は重いものは向かないし、座って膝で支えるなら体の大きさに合っている方が演奏しやすいですね。
スタンドを使うなら、サイズも重さも許容範囲が広がります。
サイズは大きいほど音量があり、高音・低音のメリハリがつけやすいです。
このため、初心者の方は13~14インチのフルサイズのジャンベが演奏しやすいと言われています。
また、一般的に重い方が音がいい傾向があります。
バンドで演奏する場合は、他の楽器の音に埋もれない大き目のサイズがいいかもしれません。
逆に、小型のジャンベは、簡単に持ち運んで演奏できるメリットもあります。
ミニサイズのジャンベは軽くて扱いやすく、大人がドラムサークルに気軽に持って行ってすぐに楽しむことが出来るし、子どもの入門用にもいいですね。

私はお店でいろんなジャンベを叩いて選んだ結果、音の良さに一目ぼれしてものすごく重いジャンベを購入しました。
ストラップでは絶対使えない重さです。演奏する時はジャンベスタンドを使います。
音の良さには満足しているけど、持ち運びは大変で、少し軽いジャンベも欲しいかも?と思ってます💦
素材で選ぶ
ボディの素材は大きく分けて、木製とファイバー製の2つになります。
また、ヘッドは皮の場合とファイバースキンなどプラスチックの場合があります。
木製で皮のヘッドのジャンベは、豊かで温かみのある響きがあり、アフリカンミュージックらしい音、アコースティックなサウンドを求める人に向いています。
ファイバー製は音抜けがよく、大きな舞台やバンド演奏でも音が埋もれにくいです。
また、ヘッドがファイバースキンの場合は湿度に影響されにくい点もメリットです。
ヘッドがチューナブルタイプのものは、簡単にチューニングの調整ができるので、演奏の時に、張りを強くして高い音を響かせることもやりやすいと思います。
価格帯
ジャンベの価格帯は、入門用なら1〜2万円台のものから、10万円以上のものまで幅があります。
ミニジャンベの場合、数千円のものもあり子ども用や遊びで使うのにはいいかもしれません。
楽器として使いたい場合は、初めてなら2~4万円前後のモデルから、また長く続けたい場合は、少し上の7万円前後の価格帯から選ぶのもよさそうです。
初めてジャンベを買うとき

ジャンベを買う場合は、ジャンベなどの民族楽器を扱っている専門店で選ぶ方法と、楽器メーカーが作っているジャンベから選ぶ方法があります。
専門店で買う
ジャンベの専門店、あるいはジャンベなどの民芸楽器を扱ってるお店で買う方法です。
こういうお店では、アフリカなど現地の工房と契約して自社用にジャンベを作っているところも多いです。
大きな楽器店にも、こういうところはあります。
海外の生産地としては、西アフリカかインドネシアなどの東南アジアがあり、一般的には西アフリカで作られたものの方が品質が高いとされています。
ジャンベを扱っている店は各地にありますが、ここでは東京にあるおすすめのショップを2軒紹介します。
ボゴランマーケット(BOGOLANMarket)アフリカ民族楽器・アフリカ雑貨店
https://www.bogolanmarket.com/
阿佐ヶ谷にある、アフリカの民族楽器と雑貨を扱っているお店です。
雑貨店でもありますが、ジャンベやドゥンドゥンなどの楽器を多く扱う専門店です。
皮張り替えやメンテナンス、チューニングの相談に応じるなど、「買って終わり」ではなく、「長く使うためのサポート」が整っている点がプロショップとして評価されています。
プロのパーカッショニストも利用しています。
本物志向の方には特におすすめですが、初心者の相談にも丁寧に応じてもらえます。
東京ジャンベファクトリー
https://tokyodjembefactory.com/
町屋にあるジャンベ専門店です。
ジャンベ販売やメンテナンスの他、ワークショックも開催しており、初心者向けの「プレジェンベ教室」、経験者向けの「ドゥンドゥンのアンサンブルクラス」など、様々な講座があります。
ジャンベを売るだけでなく、ジャンベ文化の普及につとめているお店です。
利用者からも、初めてでも安心、敷居が低いなど好評です。
ただ、お店は、ほんとにジャンベだけの工房と言う感じなので、”ちょっと見てみたい”という場合は入りずらいかもしれません。
メーカーで選ぶ
楽器メーカーが作っているジャンベから選ぶ方法です。
専門店ではなくメーカーで選ぶメリットは、用途に合わせて多くの種類があること、品質が安定していること、取扱店が多く購入しやすいことなどが挙げられます。
また、ファイバー製やチューナブルのジャンベが欲しい場合は、メーカー製から選ぶことになるでしょう。
メンテナンスの点でも取扱店の多いメーカー品は安心です。
ここでは、ジャンベを選ぶときにおすすめの3社、REMO(レモ)・MEINL(マイネル)・TOCA(トカ)を紹介します。
REMO(レモ)
Remo(レモ)は、アメリカの打楽器メーカーで、特にドラムやパーカッションのヘッドで有名です。
ジャンベでは、合成樹脂系のヘッドやシェル(胴)を用いたジャンベが高く評価されています。
Remoのジャンベは、木製ジャンベのような暖かみや音の響きを残しながら、湿度や温度変化に強くメンテナンスもしやすいところが特徴です。
初心者から伝統的なジャンベ奏者まで、幅広いプレイヤーに選ばれています。
Mondo Djembe DJ-0012 12インチ
Remo独自の「アコースティコン(木材ファイバー+樹脂)」シェルと合成ヘッドを採用、チューナブルタイプのジャンベです。
深みのあるベース音、明るく伸びるスラップ、中音の抜けのよさなど、ジャンベらしいサウンドがしっかり出せる設計になっています。
伝統的なアフリカ音楽はもちろん、ポップス/ロック/バンド演奏/屋外イベントなど、ジャンルや環境を問わず使いやすいジャンベとして定評があります。
口コミでは「低音が深くしっかり出る」「スラップや中音もバランス良し」「天候・環境に左右されずライブやドラムサークルに最適」といった声が多い。
まずは手軽に、でもしっかりいい音でジャンベを経験したいという初心者の方にもおすすめです。
Mondo Djembe DJ-0014 14インチ
上で紹介したMondo Djembeの、サイズ14インチのものです。
フルサイズなので、音量が出やすく高音・低音のメリハリもつきやすい。
特に低音の響きが豊かなので、バンド演奏にも向いていると思います。
意外と、初心者にも扱いやすいという声もあります。
ただし、サイズが大きい分持ち運びはしにくいので、”持ち運びに問題ないか”が考えてサイズを決めた方がいいかもしれません。
Advent Djembe DJ-1010-70 10インチ
胴はABS樹脂、ヘッドは合成スエードで、温度・湿度の変化に強く扱いやすいチューナブルのジャンベです。
重量が約2.2Kgと軽量で、屋外での演奏やドラムサークル、路上ライブなどに気軽に持って行くことが出来ます。
ジャンベらしい厚みのある低音と、高音の抜けのよさやスラップの反応のバランスのよい仕様になっています。
フルサイズのジャンベほどの迫力はないものの、「まずジャンベを体験してみたい」「音を出してみたい」「手頃な価格で始めたい」初心者の方、外に気軽に持ち出して使いたい方に向いています。
MEINL(マイネル)
MEINL(マイネル)は、世界中に知られているドイツ発祥の総合打楽器メーカーで、ジャンベにおいても信頼のあるラインアップをそろえています。
特に、合成素材や軽量設計、扱いやすさを重視したモデルを展開しており、初めてジャンベを手にする人や、屋外・バンド・ドラムサークルなどで気軽に使いたい人に向いています。
ここでは、入門モデルとして人気の「Jr. Djembe 7″」と、プロユースでもある「Jumbo Series Djembe Barnwood 14″」の2機種を紹介します。
Jr. Djembe 7″ JRD-
径7インチ(約17.8cm)、高さ12.5インチ(約32cm)とコンパクトで軽く、気軽に持ち運びできます。
ヘッドもシェルも合成素材なので、日本のように高温多湿になる環境でも安心して使えます。
あらかじめロープが調整されており、ヘッドもシェルも安定性のよい合成素材のため、買ってそのまま使えて、頻繁なチューニング調整は不要とのコンセプトです。
ベースの低音、スラップの高音、トーンの中音が出しやすく、小さなサイズながらジャンベらしい音が出せるとのレビューが多いようです。
「とりあえずジャンベを試したい」「子どもや初心者が触るきっかけに」「屋外やドラムサークル、友人との集まりなど、気軽にジャンベを叩きたい」という人に特に向いています。
ただし、小さなサイズなので、大きなものと比べると音の迫力は劣ります。
最初から本格的にジャンベをやりたいというかたは、大きなサイズを選んだ方がよさそうです。
Jumbo Series Djembe Barnwood 14″ JD14BW/SI/DA
径14インチ(約35.6cm)、高さ26インチ(約66 cm)で、“ドーン”というベースの重低音と、シャープなスラップ音、深く豊かなサウンドが特徴のフルサイズのモデルです。
本体とヘッドは合成素材で、湿度や温度の影響を受けにくく、またチューナブルタイプでチューニングの調整もしやすい。
安定したサウンドでしっかり響くプロユース仕様です。
伝統ジャンベの“生の皮/木の音”とは別ベクトルで、実用性・安定性・音量/音圧・メンテナンスの容易さを実現した本格的なジャンベと言えるでしょう。
口コミでも、ライブ、バンド、路上、屋外イベントなどの本番での管理が容易で、実用的なジャンベを探す人にとって“頼れる”と好評です。
TOCA(トカ)
TOCA(トカ)は、アメリカのパーカッションブランドで、ジャンベでも“扱いやすさ”と“価格の手ごろさ”で人気があります。
合成素材を取り入れた軽量モデルが多く、湿度や気温の変化に影響されにくいのが特徴です。
屋外でのドラムサークル、イベント演奏、気軽なセッションなど、さまざまな場面で安心して使えるラインアップがそろっています。
ここでは、扱いやすく音量もしっかり出る「Freestyle II Mechanically Tuned Djembe 14”」と、デザイン性の高いコンパクトモデル「Freestyle II Djembe 10″ – Thinker」の2つを紹介します。
Freestyle II Mechanically Tuned Djembe 14”
シェルは合成樹脂製、ヘッドもオールウェザー対応の合成スキンで作られていて、温度・湿度の影響を受けにくい。
合成シェルのため同じサイズの木製ジャンベと比べて軽く、持ち運びしやすく、立って叩いても疲れにくいなど、フルサイズのモデルながら比較的扱いやすいモデルです。
チューナブルでテンションの調整が容易なため、ライブでの微調整も簡単にできます。
レビューでは、「深く豊かなベース音」「引き締まったスラップの高音」「明瞭な中音域」など、ジャンベらしいサウンドをバランスよく備えているとの評価がみられます。
サウンド・扱いやすさともに安心して使えて、コストパフォーマンスのよいモデルだと思います。
初めての本格的なジャンベやサブで使う楽器におすすめです。
ただ、伝統的な木製ジャンベの音の厚みやナチュラルな響きが好きな方には、物足りないかもしれません。
Freestyle II Djembe 10″ – Thinker
シェルはPVC樹脂、ヘッドは合成スキンで作られており、温度・湿度の影響を受けにくく耐久性が高いところが特徴です。
ヘッド径10インチ(約25cm)、高さ約20インチ(約51cm)というコンパクトサイズで、軽量で扱いやすく、持ち運びもしやすいです。
口コミでは、非常に軽量、深いベースとクリアなスラップ音、チューニングしやすい、ストラップをつけて楽に演奏できるなど好評で、持ち運びのしやすさと音のバランスの良さが評価されています。
初めてジャンベを買う人、ジャンベを試してみたい人、コンパクトなジャンベで気軽にリズムを楽しみたい人におすすめです。
まとめ
ジャンベがどういう楽器か、その構造や奏法、おすすめの動画、そして初めてのジャンベの選び方についてご紹介しました。
ジャンベは、1台で低音から高音まで幅広い表現ができ、リズムの楽しさを体感的に味わえる魅力的な楽器です。
伝統的なスタイルから、ポップス・バンド演奏・ドラムサークルまで活躍の場も広く、初心者でも気軽に始められます。
この記事が、ジャンベに興味を持った方の参考になると幸いです。。











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