初心者の方がドラムを始めるときに、最初に必要なものは意外と少なくドラムスティックとメトロノームだけ。
しかも、メトロノームはスマホの無料アプリで事足りるため、実際に買う必要があるのはドラムスティックだけなんです。
意外と気軽に始められるのではないでしょうか。
ただ、ドラムスティックはまだ何もやってないうちに、とりあえず1組買わないといけない。
そこは迷ってしまう方も多いかもしれません。

私も楽器店で大量のドラムスティックを前に途方に暮れて、あれこれ迷った挙句どうでもよくなって適当なものを選んだことがあります。
そこでここではこの2つ、特にドラムスティックについては詳しく初めて選ぶ時に役立つと思う情報をまとめました。
ドラムを始めたい方の参考にしていただけると嬉しいです。
ドラムを始めるとき最初に必要なもの
ドラムを始めるからといって、ドラムセットを最初から買う人はいないですよね(;^ω^)
ドラムセットは練習スタジオや音楽教室にあるものを、使わせてもらえます。
家で練習する用の電子ドラムは、もし将来欲しいと思ったらその時買えばいい。(思わなければ買わなくていい)
練習パッドもすぐに買わなくて大丈夫です。(いずれ欲しいですが)
いつかキックペダルやスネアが欲しくなるかもしれないけど、それは将来の話。
そんなわけで、ドラムを始めるときに最初から必要なものはドラムスティックとメトロノームの2つだけです。
では。この2つはどんな風に選べばいいのか?
早速それぞれについてみていきましょう。
ドラムスティック
ドラムスティックがないと始まらない

ドラムスティックとは、ドラムをたたく「ばち」のことです(念のため)
ほんとに「ばち」という人もいます。ドラムスティックというと長いからですかね?
楽器によっては最初は借りてやってみて続けられそうなら買えばいい場合もありますが、ドラムの場合ドラムスティックを持って行かないと何もできません。

私は初めてのドラムは、知り合いに教わったのですが、初日はまさかの手ぶらで行きました。(ドラムスティックが必要なんて思いもしなかった・・・)
そしたら、教えてくれた方が「うん、たぶんそうだと思って2セット持ってきた」と貸してくださいました。
私のような方はそうはいないと思いますが、ドラムスティックは始める前に買って持って行く必要があります。
何もしないうちに選んで買うのだから、なかなか難しいです。
5Aのヒッコリーが標準
ドラムスティックは主にサイズと材質で分類され、初心者にはサイズは5A、材質はヒッコリーのものがすすめられることが多いです。
初心者は最初に教わるのは、ポップスのパターンであることが多いと思います。
5Aのヒッコリーはこのジャンルで標準的と言われている仕様です。
ですので、一般的に5Aヒッコリーから始めるのがおすすめということになります。
(最初からジャズをやります!という場合は別かと)
この”5A”の意味は、下記の通りになっています。
- 数字が小さいほど長い。・・・(5Aは7Aより長い)
- AよりBは太い。・・・(5Aより5Bは太い)
実際は、7Aは5Aよりほっそり作られていることが多い気がします。
実際のサイズは、5Aは太さ14.0~14.5mm、長さ406~407mmくらいのサイズで作られているそうです。
5A、7Aという表記はあくまで目安で、14.0mmのほっそり目のAや、14.5mmの太目のAがあるということです。
5Aヒッコリーはすごくたくさんある
そんな5Aですが、5Aのヒッコリーを買いに行こう!と楽器店に行くと、壁一面に並んだドラムスティックに圧倒されると思います(;’∀’)

5Aもあるけど、7A、5Bとか、何なら5Aとも5Bとも書かれてないスティックもわ~~っと置かれています。
ここからどう選べば?5Aを見つけるだけでも一苦労です。
私も最初選びに行ったときは途方に暮れて、とりあえず「持ってみていい感じのものを選ぶ」とどこかに書いてあったので、手に取ってみたりして。
でも初心者なのでいいも悪いもわからず、疲れて最後はどうでもよくなってすごく適当なものを選びました。
消耗品なので最初はこだわらなくてOK
ドラムスティックは消耗品で、痛んだら買い換えていくものです。
なので、最初は”自分にぴったりのスティックを!”なんて思う必要がなく、標準的なものを選ぶのでいい。
そこから上達しながら、時間をかけて自分に合ったスティックを探していくのが楽しいと思います。
(苦労するところでもあります)
初心者向きのモデルから始める
そこで選び方ですが、先生にすすめられたモデルがあるとか、自分なりにこだわりたいとかでなければ、最初は普通に「初心者におすすめ」とされているドラムスティックを選ぶのがいいと思うのです。
楽器店に行くと、大体「初心者におすすめ」と書かれているドラムスティックがあります。
下のドラムスティックは広く「初心者におすすめ」とされているモデルです。
Pearlのロングセラーで、私が見た時はどのお店に行ってもこれを「初心者におすすめ」してました。
それだけバランスがよく、扱いやすいのだと思います。
価格が手頃なところも魅力で、初心者のかたも購入しやすいですね。
私も最初の頃は、このシリーズをしばらく使っていました。
強い主張はないけど、癖がなく使いやすいモデルだと思います。
また女性の場合、5Aのドラムスティックを手にして「これだと重すぎるのでは。もっと細い方がいいかも」を思うかもしれません。
私もそう思って、7Aなどを使っていた時期がありました。
でもポップスのドラムって、ある程度太さがあるドラムスティックの方が音がかっこいいんです。
細いスティックだと音も細い。力を入れて叩いても5Aと同じにはなりません。
ですので持ってみて、もうこれは明らかに重い!とならない範囲で、ある程度太さがあるものを選ぶ方がいいと思います。
あいまいですみません。
5Aって女性には微妙なサイズだと思います。メーカーによっては5Aは重いということもあります。
その点、上のPearlの110HCは太さはあるけど少し短いので扱いやすいと思います。
※注意:時々チップが赤いスティックがありますが、あれは叩くとドラムやシンバルに色が移ってしまいます。時々練習スタジオで、スネアもタムもシンバルも赤の塗料が付着しまくっているドラムセットに出会うことがあります。
ですので、色がついたスティックを使うのはやめておいた方がいいかな、、と思います。
ドラムスティックについては以上になります。
メトロノーム
メトロノームは自主練に必須のツール
メトロノームは、一定のテンポでパターンの練習をするために使う、ドラム練習の基本ツールです。
特に自主練する時に必須です。
(レッスンに行く場合は先生が持っているのでなくても大丈夫です)
ただ、このような電子メトロノームをわざわざ買わなくても、スマホの無料アプリで十分です。
スマホの無料アプリで十分
スマホで使える無料のメトロノームはいろいろあり、気に入ったものを使えば大丈夫です。
私はこれを使っています。
iPhoneの場合は例えばこれなど

私も最初は電子メトロノームを買いましたが、ある時壊れてからスマホアプリを使っています。
スマホなら荷物が増えないのも助かります。
将来ライブなどで電子メトロノームが必要になることがあるかもしれませんが、それまではスマホアプリで問題ないです。
練習でメトロノームを使うとき
練習でメトロノームを使うときは、そのままだとドラムの音にかき消されてクリック音が聞こえません。
スタジオにあるミキサーの外部入力端子につなげて、スピーカーから音を出すか、イヤホンで聞いてくださいね(念のための情報でした)
※上の記事でご紹介してますが、スマホを使うときは、ミキサーまで行かなくてもBluetoothで接続できるレシーバーもあると便利です。(最初から必要なものではありません)
終わりに
ドラムを始めるときに最初に必要な、ドラムスティックとメトロノームについてご紹介しました。
- ドラムスティックは標準的なヒッコリーの5Aがおすすめですが、種類が多すぎて迷うかもしれません。
- そんな時は「初心者におすすめ」とされているモデルを選ぶのがおすすめです。
- ドラムスティックは消耗品で頻繁に買い替えていくので、「初心者におすすめ」モデルからスタートして、上達するにつれて自分に合うものを探すのも楽しみです。
- メトロノームは自主練に必須のツールです。
- 電子メトロノームを買わなくとも、スマホの無料アプリで十分です。
以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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