「オンラインの音楽教室ってちゃんと学べるの?」
「自宅で楽器を鳴らして大丈夫?」──そんな不安や疑問を感じて、オンラインレッスンに興味はあっても一歩踏み出せない方は多いかもしれません。
実際、オンラインレッスンには、実際に通って対面で教わるレッスンと比べてメリットもデメリットもあります。
この記事では、オンライン音楽教室で学ぶメリットとデメリット、そしてオンラインで習える音楽教室から、それぞれ特色があるおすすめの3校を紹介していきます。
「オンラインレッスンってどんな感じ?」「楽器はどうする?」「防音は?」といった疑問にもお答えしていきます。
自分に合った形で、無理なく音楽を始められるヒントになればうれしいです。
オンライン音楽教室のメリットとデメリット

オンラインの音楽教室は、スマホやパソコンを使って自宅でレッスンを受けられる学び方ができます。
でも、オンラインのレッスンでちゃんと上達できるのか、気になる方も多いかもしれません。
そこでまず、実際にレッスンを受けた人の意見を参考に、オンラインレッスンのメリットとデメリットをまとめました。
オンラインレッスンのメリット
まずは、オンラインレッスンのメリットです。
- 自宅で気軽に習える
レッスンのために外出する必要がなく、空いた時間に続けやすい。
近くにスクールがなくてもレッスンを受けることが出来る。 - 忙しい人でも続けやすい
仕事や家事の合間でも受けられ、スケジュールを調整しやすい。 - 自分に合った講師を選びやすい
地域に関係なく、好みのスタイルや教え方の講師を選べる。 - 録画できたり、教材サービスが充実している教室が多く、復習しやすい
レッスン後に動画や教材を見返すことで、マイペースで学べて上達しやすい。 - 体調不良のときでも無理なく参加できる
ちょっと調子が悪くても、自宅からならレッスンを受けやすい。 - 対面レッスンより緊張しにくい。趣味として気軽に始められる
対面より気軽で、先生の前だと緊張しやすい初心者でも始めやすい。
口コミでも、「自宅だから落ち着いて受けられる」「続けやすい」という意見が多く、オンラインの気軽さが大きな魅力になっているようです。
オンラインレッスンのデメリット
続いてオンラインレッスンのデメリットです。
- 回線トラブルで、うまくレッスンができない可能性がある
通信環境の影響で、映像や音が止まってしまう場合が…。
Zoomなどオンラインシステムでは、設定が適切にされていないと、音がきちんと伝わらないこともあります。 - 音のタイムラグや音質の限界がある。
オンラインではタイムラグが発生するので、リアルタイムでの合奏は難しい。
また、音の響きや細かなニュアンスまでは伝わらない。やはりその場で教えてもらうのとは違う。 - 手などを直接触って教えてもらうことはできない
- 自宅の場合、楽器の防音が必要な場合がある
- スマホ撮影の角度やライトなど、レッスン前の準備が必要
特にスマホやパソコンの設定などは、最初はどうするのかイメージしにくく不安を感じるかもしれません。
ただ実際は、多くの人が問題なく受講しています。
後ほど紹介する3つの教室の口コミでも、「思ったよりスムーズだった」「家で学べるのは便利」など、オンラインならではのメリットが支持されているようです。
オンライン音楽教室の選び方

オンラインで楽器のレッスンを受ける場合、どこの音楽教室が自分にあっているのか、選び方に迷うのではないでしょうか。
特に、大人で初めて楽器の演奏を習う人、久しぶりに楽器を再開したい人にとっては、レッスンの形や講師との相性はとても大切です。
ここでは、教室選びのポイントを整理しました。
対応している楽器
その教室ごとに、対応している楽器の種類は異なります。
ピアノやギターなどの定番の楽器に特化している教室もあれば、打楽器、ベース、ボーカル、DTMなど幅広く対応しているところもあります。
当然のことですが、自分がやりたい楽器のレッスンが受けられるかどうかが最初のポイントです。
レッスン形式(マンツーマン/動画配信/教材)
オンライン音楽教室には、いくつかのレッスン形式があります。
マンツーマンで講師に直接教わる方法もあれば、動画配信型で好きな時間に学べるタイプ、レッスン教材が充実した学習サポート型など、特徴はさまざまです。
このあと紹介する、3つの教室の特徴は次の通りです。
- オルコネ:マンツーマンレッスンが中心。オンラインに加え、東京近郊では対面レッスンも可能。
- THE POCKET:マンツーマンに加えて、独自のオンライン教材が充実しており、自習との併用で上達しやすい。
- ボストリー:動画配信+添削型のレッスン。自分のペースで学びたい人に向いています。
※マンツーマンでない分価格が抑えめになっています。
オンラインレッスンというと、マンツーマンのイメージが強いですが、ボストリーのような動画配信タイプもあります。
動画配信の方が、気楽に自分のペースでできていいという方もいると思います。
マンツーマンでしっかり教わるか、動画で気軽に学ぶかは、人によって向き不向きがあるでしょう。
自分の性格や生活スタイル、目的に合わせて、負担なく続けられる形式を選ぶのが大切です。
無料体験レッスンがあるか
オンラインレッスンは、講師との相性や通信環境など、実際に試してみないとわからない部分があります。
特に初心者にとっては、無料体験レッスンがあるかどうかが重要な判断材料になります。
実際に受けてみることで、講師の雰囲気や説明の分かりやすさ、カメラ映像の見え方などを確認でき、安心してスタートできます。
多くの教室では、無料体験レッスンを用意しています。
講師の実績・レベル
講師のプロフィールは教室によって大きく異なります。
プロでの演奏経験が豊富な人、音大卒の講師、特定のジャンルに強い講師などさまざまです。
実績が高ければ良いというわけではなく、続けられるかどうかは、自分が教わりたいことと合っているかや相性も大事です。
専門のジャンルや演奏スタイル、教え方、話し方など、自分に合った講師を選べることも欠かせないポイントです。
料金プラン(継続しやすさ)
料金プランは教室によって異なり、月額制、チケット制、動画配信型などさまざまです。
月額制は定期的にレッスンを受けたい人向け、チケット制は忙しい人や不定期で受けたい人に便利、動画配信型は費用を抑えつつ自由に学びたい人に合っています。
継続しやすい料金かどうか、自分の生活リズムに合ったスタイルかどうかを確認して選ぶと、長く楽しめます。
おすすめ音楽教室3校とその特徴

オンライン音楽教室といっても、対応している楽器やレッスンの進め方は教室によって大きく異なります。
今回は、タイプの異なる3校をご紹介します。
まずは、3つの教室の特徴をざっくり比較してみました。
| 教室名 | 対応楽器 | レッスン形式 | 料金の目安 | 無料体験 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| オルコネ (All-Conne) | ピアノ・ギター・打楽器ほか40種類以上 | マンツーマン(オンライン/対面) Zoom、Googlemeet | 月額5,500 円~(初心者レッスン30分2500円~) | あり | 初心者〜経験者。多くの楽器に対応 |
| THE POCKET | ギター・ウクレレ・ベースなど | マンツーマン+オンライン教材 Zoom、Skype | 月額8,600円~(月2回50分) | あり | ギターをしっかり上達したい人、忙しい大人 |
| ボストリー・ミュージックアカデミー(Bostlee) | ピアノ・ギター | 動画配信+添削レッスン | 月額2,980円〜 | あり | 自分のペースで学びたい人、費用を抑えたい人 |
※料金プランの詳細はこのあとの記事で紹介します
オルコネは、ピアノ以外の鍵盤楽器、弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器、歌唱、そしてDTMや音楽理論まで数多くのレッスンがあります。他の教室にはなかなかない楽器もここならみつかるかもしれません。
また、初心者はもちろん、プロを目指す人にも対応しており、経験者で深く学びたい方にも向いているでしょう。
逆にTHE POCKETはギターに特化しており、ギターをしっかり上達したい人にはおすすめです。
また、ボストリーは自分のペースで学べる動画配信型なので、費用を抑えて気楽に始めたい人に入りやすい選択肢になります。
ここからは、それぞれの教室について、さらにくわしく紹介していきます。
おすすめオンライン音楽教室3選(初心者~経験者)

オンライン音楽教室は数多くありますが、対応する楽器やレッスンの進め方、料金など、それぞれ違いがあります。
ここでは、初心者から久しぶりに再開したい人におすすめの教室から、タイプの異なるを3つピックアップしました。
オルコネ(All-Conne)
オンライン音楽教室「オルコネ」は、ピアノやギターに加えて、ドラム・打楽器、管楽器、ボーカル、さらにはDTM/作曲・編曲・音楽理論まで、幅広いジャンルで楽器を学べるのが最大の特徴です。
公式サイトによれば、40種類以上の楽器とジャンルに対応しており、初心者から本格的に学びたい人まで広くおすすめできるスクールです。
※入会金、登録料なし

レッスンのスタイル
オルコネは、オンラインのマンツーマンレッスンを基本とし、東京近郊では対面レッスンを受けることもできます。
また、希望すれば、全国でリハーサルスタジオを使っての出張レッスンにも対応しています。
レッスン時間は30分〜120分で設定されており、ちょっとした時間を使って習いたい人、じっくり習いたい人のどちらも適したレッスンを選ぶことができます。
また、500本以上のレッスン動画や学習コンテンツがあり、いつでも視聴して練習方法や講師の演奏スタイルなどを知ることもできます。
楽器の種類
オルコネでレッスンを受けることができる楽器をまとめました。
種類は多く、「この楽器を習いたい」「このジャンルの演奏方法を学びたい」という細かい要望にも応える設定になっています。
ジャンルもクラシック・ポップス・ロック・ジャズ・ラテンなど幅広く対応しています。
● 鍵盤楽器
ピアノ/ポップスピアノ/ジャズピアノ/電子オルガン/ジャズオルガン/弾き語りピアノ など
● ギター
エレキギター/アコースティックギター/クラシックギター/ジャズギター など
● ベース
エレキベース/ウッドベース(コントラバス) など
● 弦楽器
バイオリン/ビオラ/チェロ など
● 管楽器
フルート/クラリネット/サックス /トランペット/トロンボーン/ホルン など
● 打楽器(パーカッション)
ドラム/コンガ/ボンゴ/カホン/その他
● 声楽・ボーカル
ボーカル/ジャズボーカル/ミュージカルボーカル など
● 作曲・理論・DTM
DTM/作曲/編曲/音楽理論/イヤートレーニング など
講師陣の多様性
オルコネでは音楽業界で活動する現役ミュージシャンや、音大出身の講師など、多様なバックグラウンドの講師が在籍しています。
- クラシックの演奏家として活動している
- ジャズバーやライブハウスで演奏している
- アーティストのサポートミュージシャン
- 作編曲・DTMを専門にしたクリエイター
- ミュージカルの舞台経験者
- 講師経験が長いインストラクター
など、高い専門性とキャリアを持った講師が多く在籍し、自分に合った人を選ぶことができます。
料金プラン
オルコネの料金プランはポイント制で、月額でポイントを購入する方式になっています。
月額プランは、月額5,500円~16.500円の範囲で細かく設定されています。
例えば、月額 5,500円(5,000pt)、月額 8,800円(8,000pt)、月額 11,000円(10,000pt)…、月額 16,500円(16,500pt)のようになっています。
また、購入したプランのポイントで足りなくなった場合などは、ポイントを追加購入できるスポットプランもあります。
レッスンを受けるのに必要なポイントは、楽器・ジャンル・講師によって異なります。
例を挙げると、レッスンごとに次のような感じです。
- クラシックピアノ 初級 30分:2,500pt
- コードによる演奏(ポップス/アニソン)30分:3,000pt
- ジャズピアノ 60分:7,000pt
- バイオリン初級 30分:4,000pt
- バイオリン 60分:7,000pt
自分がどのレッスンをどのくらいの頻度で受けたいかに合わせて、料金プランを選ぶ必要があります。
(ポイントの有効期間は60日)
無料体験レッスンは初回のみ実質無料
オルコネの体験レッスンは、通常は 500pt 必要ですが、初めての人限定で 500pt が無料プレゼントされます。
つまり初回限定で実質無料で体験できるようになっています。
こんな人に向いています
オルコネは、楽器を始めたい人や、再開したい経験者はもちろん、いろいろな要望に応えるレッスンが用意されています。
- 他のオンライン教室ではなかなか見つからない楽器(管楽器・弦楽器・打楽器など)を習いたい
- ジャズ・クラシック・ラテンなど特定のジャンルに興味がある
- 月に受けるレッスンの頻度を自分で調整したい
- ハイレベルなスキルや演奏を学びたい
オルコネの口コミの例
オルコネの口コミで多いのは、
「対応している楽器やジャンルが幅広く、自分のやりたい内容に合った講師を見つけやすい」
という声です。
特に、ピアノやギター以外の楽器を習いたい人や、ジャズ・クラシックなどジャンルにこだわりがある人から評価されています。
「講師の経歴や専門分野がわかりやすく、選びやすい」
「自分のレベルや目的に合わせてレッスン内容を調整してもらえた」
といった声も見られます。
初心者向けの基礎から、経験者向けの踏み込んだ内容まで対応できる点が評価されているようです。
一方で、「ポイント制なので、最初はどれくらいのペースで受けるか少し考える必要がある」
「講師やレッスン内容によって必要ポイントが違うので、事前に確認したほうがよい」
といった意見もあります。
ただし、慣れてくると自分のペースで調整しやすいという声も多いです。
オルコネ|まとめ
オルコネは、習える楽器の種類が豊富で、ジャンルごとに専門性の高い講師がそろっているところ、やりたい音楽にあったレッスンを受けることができるのが一番のおすすめポイントです。
初心者向けの基礎レッスンはもちろん、ジャズやクラシックなど特定ジャンルに踏み込んだレッスンまで選ぶことができます。
初心者の方でも、なんとなく「やりたい音楽」のイメージはあると思うので、そんな場合も、”習ってみたけどなんか違った”ということが避けやすいように思います。
また、高校の授業に採用されている質の高いレッスンも魅力です。
オルコネに興味のある方は、まずは体験レッスンで、レッスンの雰囲気を確認してみるのがおすすめです。
(体験レッスンは初回限定で実質無料)

THE POCKET|ギターに強い。初心者でも続けやすい教材が充実
THE POCKET(ザ・ポケット)は、オンライン専門のギタースクールです。
対応楽器はギター中心になっており、他にウクレレ、ベース、ボーカルなどもあります。
特に「とにかくギターを上達させたい」「ギターの基礎からしっかり学びたい」という人に向いています。
大人の初心者や、独学で挫折した経験がある人にも利用しやすい教室です。

習える楽器・スタイル
THE POCKETでは、ギターを中心に次の7つのレッスンを行っています。
HPに”ギター教室”と書いてある通り、ギターのレッスンが充実していて、ギターを上達したい人には特におすすめです。
- エレキギター
- アコースティックギター
- クラシックギター
- ウクレレ
- ベース
- ボイストトレーニング
- 作曲・DTM
ジャンルはポップス、ロック、弾き語りなどが中心で、初心者向きにはコード演奏やリズムの基礎を丁寧に学べるレッスンもあります。
レッスン形式と教材の特徴
THE POCKETのレッスンは、オンラインでのマンツーマンレッスンが基本です。
ZoomやSkypeなどを使い、講師と1対1で進めるため、わからないところをその場で質問できます。
また、THE POCKETでは独自のオンライン教材が充実しています。
THE POCKETでは受講者専用サイト「ぽけなび」から、レッスンに役立つ教材をいつでも利用できます。
初心者向けの基礎練習メニュー、コード表、音楽理論講座などのコンテンツがあり、教材費は無料。
レッスン以外の時間でも、基礎練習や課題に取り組める仕組みが整っており、「何を練習すればいいかわからない」という初心者が迷いにくい構成になっています。
マンツーマンレッスンに加え、教材と組み合わせて学べるため、レッスンのない日も継続しやすいのが強みです。
講師について
THE POCKETの講師は、ギター演奏や指導経験を持つ人が中心です。
ライブ活動を行っている演奏者や、長くレッスンを担当してきた講師など、実践と指導の両面を経験している人がそろっています。
ギターに特化した教室のため、初心者がつまずきやすいポイントや、独学でありがちなクセを理解している講師が多いのも特徴です。
「ギター初心者がどうして弾けなくなるのか」を前提にした指導を受けやすい環境と言えます。
料金プランと無料体験
THE POCKETは入会金や教材費が不要で、月額制の料金プランが用意されています。
プランは、ライト・ミドル・スタンダードの3つです。
- ライトプラン:8,600円、月2回、1回50分
- ミドルプラン:11,700円、月3回、1回50分
- スタンダードプラン:14,960円、月4回、1回50分
プランはシンプルでわかりやすく、レッスン回数によってプランを選ぶことができます。
また、無料体験レッスンが用意されており、実際のレッスンの進め方や講師の雰囲気を事前に確認できます。オンラインレッスンが初めての人でも、安心してスタートしやすい仕組みになっています。

こんな人に向いています
- ギターを基礎からしっかり学びたい初心者
- 独学で挫折した経験がある人
- とにかくギターを上達させたい人
- 練習内容を整理しながら続けたい人
- 忙しい中でも、無理なく練習習慣を作りたい人
THE POCKETの口コミの例
THE POCKETの口コミでは、
「ギターに特化しているので、余計な迷いがなく練習に集中できる」
という声が多く見られます。
特に初心者からは、
「何を練習すればいいかわからない状態になりにくい」
「独学より続けやすい」
という評価が目立ちます。
また、受講者専用サイトの教材について、
「レッスン以外の日でも練習内容が整理できる」
「基礎練習やコードの復習に使いやすい」
といった声もあり、マンツーマンレッスンと教材を組み合わせて学べる点が好評です。
一方で、「ギター以外の楽器が少ない」
「音のタイムラグがあるので、合奏的なレッスンには向かない」(これはオンラインレッスン共通のデメリットです)
といった意見もあります。
ただし、ギターを上達させることが目的の人にとっては、大きなデメリットには感じにくいようです。
THE POCKET|まとめ
THE POCKETは、特に「ギターをしっかり弾けるようになりたい」人に向いたオンライン音楽教室です。
教材とマンツーマンレッスンを組み合わせた学習スタイルは、初心者でも続けやすく、ギターに集中して取り組みたい人にとって心強い環境と言えるでしょう。
ギターをオンラインで習うのが初めての方や、教え方や雰囲気が気になる方は、まず体験レッスンを受けてみるのがおすすめです。
THE POCKETでは無料体験レッスンが用意されているので、無理なくギター学習を始められるか確認できます。

ボストリー・ミュージック・アカデミー|“まずは気軽に”始めたい人向け
ボストリー・ミュージック・アカデミーは、動画配信によるレッスンが特徴です。
「まずは気楽に楽器を始めてみたい」「続けられるか不安なので、負担を抑えたい」という人に向いています。
オンラインで講師に対面することがないため、緊張しやすい人や理解しながらゆっくり進めたい人にもよさそうですね。
対応している楽器は、ピアノとギターが中心です。
初心者向きのレッスンは、楽器経験がまったくない人でも取り組みやすい内容からスタートできます。
※入会金、事務手数料0円

レッスン形式の特徴(動画配信+添削)
ボストリーの最大の特徴は、動画配信型のレッスン形式です。
あらかじめ用意されたレッスン動画を視聴し、課題に取り組んだうえで、自分の演奏を録画・録音して提出します。
その内容に対して、講師から添削やフィードバックを受ける流れです。
リアルタイムでのやり取りがないため、決まった時間にレッスンを受ける必要がありません。
仕事や家庭の都合で時間が不規則な人でも、自分のペースで進めやすいのが特徴です。
講師とレッスン内容について
ボストリーでは、バークリー音楽大学出身で、国内外で演奏活動の経験を持つ講師がレッスンを担当し、バークリー音楽大学のメソッドによる指導を受けることができます。
動画教材は初心者でも理解しやすい構成になっており、基礎から段階的に学べるよう工夫されています。
「全体の流れをつかみながら、少しずつ弾けるようになる」ことを重視したスタイルです。
そのため、音楽に触れたい人の第一歩に向いています。
料金プランの特徴
ボストリーは、月額制で比較的低価格から始められる点も魅力です。
プランは、ミニマム・スタンダート・プレミアムの3つです。
- ミニマムプラン:月額2,980円、週一回のレッスン動画配信(中級以上は2週に一回)
- スタンダードプラン:月額4,980円(初回のみ2980円)、ミニマムプランの内容+解説テキスト、楽譜、練習用音源など
- プレミアムプラン:月額9,980円、スタンダードプランの内容+LINEで講師に相談、講師の演奏アドバイスなど
レッスン時間の目安は、初級で大体10分程度、中級で20分程度です。
公式HPの「無料動画レッスン」を見ると、初級・中級のレベル感がわかります。
(中級でも、そこそこ経験のある方には物足りないかもしれません)
こんな人に向いています
ボストリーのレッスンは、「いきなり高いレッスン料を払うのは不安」「独学では難しそうだけど、ちょっとやってみたい」という人が、まず楽器に触れるきっかけとして向いています。
例えば、下記のような方はいかがでしょうか。
- ピアノやギターに興味はあるが、マンツーマンで指導を受けるのはハードルが高いと感じている人
- 楽器をやったことがなく、まずは試してみたい人
- 決まった時間にレッスンを受けるのが難しい人
- 費用を抑えて音楽を始めたい人
- Zoomなどオンラインの設定が面倒、自信がない人
ボストリー・ミュージック・アカデミーの口コミの例
ボストリーの口コミで多いのは、「動画なので自分のペースで進められる」「時間に縛られず続けやすい」という声です。
特に、仕事や家庭で忙しい人からは、スキマ時間に取り組める点が評価されています。
また、「スマホだけで始められる」「楽器経験ゼロでも内容がわかりやすい」といった意見も見られ、初心者向けの入り口として利用している人が多い印象です。
一方で、「リアルタイムで質問できない」「細かいニュアンスをその場で修正してもらうのは難しい」といった声もあります。
そのため、しっかり個別指導を受けたい人よりも、まずは音楽に慣れたい人向けの教室と言えるでしょう。
ボストリーのまとめ
ボストリー・ミュージック・アカデミーは、「本格的に習う前に、まずは気軽に音楽を始めてみたい」という人に合ったオンライン音楽教室です。
動画配信型のレッスンと低価格な料金設定により、音楽を趣味として生活に取り入れる第一歩として選びやすい教室と言えるでしょう。
動画レッスン興味がある方は、まずは体験レッスンで内容を確認してみるのがおすすめです。

オンライン音楽教室に関するQ&A

オンラインレッスンで楽器を習い始めるにあたって、よくある疑問をまとめました。
Q. 楽器がないけどどうしたらいい?
実際に通って対面で学ぶ音楽教室では、楽器を持っていなくても教室の楽器をレンタルできることが多いですが、オンラインレッスンの場合は、自分で楽器を用意する必要があります。
この点は、オンラインレッスンのデメリットと言えるかもしれません。
もし「すぐに楽器を用意するのはちょっと」「まずは触ってみたい」という場合は、最初は対面式の音楽教室に通ったほうが早くて楽なケースもあります。
楽器を購入する場合も、最初から高価なものを選ぶ必要はなく、初心者向けのモデルで十分です。
どんな楽器を選べばよいかは、音楽教室や体験レッスンの中で相談できることが多いので、聞いてみるのもおすすめです。
もし、やりたい楽器がまだ決まっていないけど、「何か音楽を始めてみたい」という場合は、楽器のいらないボーカルや、比較的用意しやすいギター・ウクレレなどから始めるのもひとつの方法です。
Q. 自宅の防音が心配です
自宅で楽器を演奏する場合は、どうしても周囲への音漏れが発生します。
そのため、ある程度の対策や配慮は必要になります。
「何とか許容される音量レベルかな」と思える場合でも、演奏する時間帯を工夫したり、あらかじめ近所の方に「この時間にレッスンを受けるので音が出ます」とひとこと伝えておくと、トラブルを防ぎやすくなります。
電子ピアノ、エレキギター、電子ドラムなど、電気的に音を出す楽器であれば、オーディオインターフェイスなどを使ってパソコンに音を取り込み、自分はヘッドフォンで聴くことで、周囲にほとんど音を出さずにレッスンを受けることも可能です。
ただし、そのためには機材の準備やセッティングが必要になります。
なお、管楽器にも電子管楽器があります。
電子楽器であれば、レッスン以外でも、ヘッドフォンを使って周囲に音を出さずに練習できるので、現実的で取り入れやすい選択肢になるかもしれません。
電子楽器以外で音量を少しでも抑えたい場合は、防音マットを敷く、壁に防音材を貼るといった対策があります。
ただし、防音室ではない限り、完全に音漏れを防ぐのは難しいのが実情です。
また、打楽器の場合の防音としては、ミュートを使う方法もありますが、オンラインレッスンでミュートすると、講師にも音が聴こえなくなってしまうので難しいですね。
どうしても自宅での演奏が難しい場合は、音楽スタジオを借りてレッスンを受けるという方法もあります。
Q. スマホで大丈夫?
多くのオンライン音楽教室では、スマホでもレッスンを受けることができます。
ただし、手元や全身が見えにくい場合があるため、可能であればタブレットやパソコンのほうがレッスンがわかりやすいです。
ほとんどのオンライン音楽教室では、HPでスマホやパソコンのセッティング方法を案内していますので、確認するとイメージがつかみやすいと思います。
Zoomを使う場合の音声設定について
Zoomは「会話向け」に最適化されているため、通常設定のままだと楽器の音が“ノイズ”として処理され、音が途切れたり圧縮されてしまうことがあります。
これを防ぐために、“音楽用設定(Original Sound)”に変更する必要があります。
① 設定画面を開く
Zoom → 右上の歯車「設定」
② マイク設定を変更
「オーディオ」→
✔ 背景雑音を抑制 → 「低」または「オフ」
✔ 自動音量調整 → オフにして手動調整推奨(必要に応じて)
③ 高度設定
「オーディオ → 詳細(Advanced)」を開く
✔ 「オリジナルサウンドを有効にする」チェック
✔ 「音楽用高音質を有効にする」チェック(可能なら)
✔ 「エコー除去」を標準 or 自動 → イヤホン使用なら影響小
※ Zoomのバージョンによって名称が
「Original Sound」や「Music and Professional Audio」などに変わりますが、意味は同じです。
④手動ONするのを忘れずに!
設定しただけでは適用されない場合があります。
ミーティング画面左上or右上に表示される「オリジナルサウンドをオン」を必ず押す必要があります。
(「オン」になった状態で演奏)
この設定はスマホ版 Zoom でも可能できますが、機能はPCより少なめです。
手順は下記の通りです。
アプリ設定 → ミーティング →「オリジナルサウンド」→ 有効
ミーティング中の画面に「オリジナルサウンド」ボタンが出るのでオンにします。
※この場合、スマホの内蔵マイクでも使えるが、イヤホンマイクか外部マイクの方が望ましいとされているようです。
まとめ
ここまで、オンラインで習えるおすすめの音楽教室を3つ紹介してきました。
教室によって、対応している楽器やレッスンの進め方、料金体系などそれぞれに違いがあります。
もし気になる教室や、少しでも「やってみたい」と思えるものがあれば、ぜひ体験レッスンを受けてみてはどうでしょうか。
実際に雰囲気を体験してみることで、自分に合うスタイルや続けやすさが見えてくると思います。








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