カホンと一緒に使うタンバリン(マウントタイプ)の選び方【パーカッション・打楽器】タンバリンが使われている曲も載せました

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カホン

タンバリンは子供の頃鳴らしたなあ、あるいは誰でも叩ける簡単な楽器だというイメージの馴染みのある楽器ですが、パーカッションとしてもよく使われています。
よく知られた曲の中にも、普段気づかなくてもタンバリンが使われている曲はたくさんあります。
タンバリンがちょっと入ると、いいアクセントになって雰囲気がでるのですね。

カホンやコンガを演奏する時も、曲によってはタンバリンを使うととても効果的に盛り上がったり、ニュアンスが出たりします。
曲を演奏していると、ここでタンバリンを鳴らすといいかも?と思うことがあるかもしれません。
例えばサビの4拍目で鳴らすなど、簡単なことでいいのです。

その時は手で持って振れないので、タンバリンはシンバルスタンドにマウントする必要がありますね。

ここではそんなタンバリンについて、使われている曲の例と、マウントして使うタンバリンの選び方、セッティング方法についてご紹介します。

シャープに響くタンバリンらしい音のもの、鈴のようにきれいな音のものなど素材によって響きもいろいろです。
カホンなどをやっていて、まだタンバリンを使っていない方、ぜひ使ってみたいという方に参考にしていただけると嬉しいです。



タンバリンはいろいろな曲に入っている

ポップスの曲ではタンバリンはとてもよく使われています。よく耳にしているけど、タンバリンだと気がつかないかもしれません。

例えば、菊池桃子さんの「雪にかいたLOVE LETTER」では出だしのサビとAメロで4拍目にタンバリンが入っています。中のサビでは2拍目、4拍目に入っていると思います。
とても地味ですが、クリスマスの雰囲気を出すのにタンバリンの音がぴったりですね!

こんな感じでタンバリンを入れるのであれば、セッティングしておいてカホンを演奏しながら4拍目だけタンバリンを叩けばいいので、やりやすいと思います。
2拍目+4拍目だとちょっと忙しいかもしれませんが・・・。

もちろん、原曲にタンバリンがなくても、パーカッションで演奏するときに使って、盛り上げたり雰囲気を出すこともできるので、いろいろ試してみるのがおすすめです。

パーカッションと一緒に使うタンバリン

タンバリンには、枠に革を張ったものと、枠だけのもの(モンキータンバリン)があり、カホンなど他のパーカッションと一緒に使う場合は、枠だけのタンバリンを使います。

カホンなどを演奏しながら、アクセントにシンバルを入れたい!という場合は、手に持てないので、例えばこんな感じのセッティングになります。

ここでは、このようなマウントして使うタンバリンをご紹介します。

主なメーカーと代表的なタンバリン

マウントできるタンバリンはいろいろなメーカーから出ていますが、ここでは主なメーカーの代表的なタンバリンをまとめました。

メーカー品名ジングル備考商品詳細リンク
LPサイクロプス タンバリン LP160 Black、LP162WhiteスティールamazonでLP160の詳細を見る
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サイクロプス タンバリン LP175ブラスamazonでLP175の詳細を見る
サイクロプス タンバリン LP179ディンプルブラスジングルにディンプルがあり音が柔らかいamazonでLP179の詳細を見る
※下でも紹介しています
MEINLマウンタブル・タンバリン HTMT2BKステンレススチール楽天市場でHTMT2BKの詳細を見る
マウンタブル・タンバリン TMT2A-Bアルミスティールとブラスの中間くらいの音楽天市場でTMT2A-Bの詳細を見る
マウンタブル・タンバリン TMT2M-WHスティール/ブラスジングルが2色サウンドハウスでTMT2M-WHを見る
マウンタブル・タンバリン TMT2B-BKブラスamazonでTMT2B-BK の詳細を見る
PearlPTM-10GHX クイックマウントタンバリン wブラス手でも振れる。ホルダー付きamazonでPTM-10GHXの詳細を見る

※ジングルとは、振るとシャラシャラなるあの小さなシンバルのことです。
※ここに記載した以外にも、いろいろな色のものがあります。

選ぶときは、まずジングルの素材で音が変わってくるので、どんな音がいいか?で探すといいと思います。
スティールは歯切れがよくタンバリンらしい音、ブラスはスティールより柔らかい(ちょっと鈴のような)音です。
価格は2024年2月の時点で、7,000~9,000円くらいですが、MEINLのブラスのタンバリンは1万円を超えています。

このあたりのメーカーでしたらどれがいいということはなく、叩いてみてどちらが好みか?になるのではないかと思います。

Pearlのクイックマウントタンバリンは、専用のホルダーがついていてスタンドにマウントするようになっていて、手で持って振ることもできます。
2WAYで使えるのは便利ですね。マウントするものと、持って振る用をひとつで済ませたいという方にはいいかもしれません。
Pearlはスティールのタンバリンもあるはずだと思って調べたのですが、ブラスの商品しか出てきませんでした(なくなったのか?一時的にないのかは不明です)

おすすめのタンバリン

選ぶときの参考に、私が使って気に入っているタンバリンをご紹介します。
私はLPのタンバリンを使っているので、そのご紹介です。

LP サイクロプス タンバリン LP160

LPの標準的なスティールのタンバリンです。
タンバリンらしいとてもきれいな響きで使いやすいです。

LP サイクロプス タンバリン LP179

LPサイプロスで、ジングルがブロス、しかもディンプル(小さなくぼみ)があるタイプです。
音が柔らかくて鈴のようにきれいに響きます(でもスレイベルほどは伸びません)
これは、レッスンで一度使わせていただいた時に、音がきれい過ぎて一目(耳)ぼれして購入しました。

タンバリンだと音がカジュアルすぎるかな?という曲に、いい感じに使える気がします。

タンバリンのセッティング方法

タンバリンをシンバルスタンドにセッティングする方法です。

マウント用のホルダー

タンバリンをスタンドに固定するときは、パーカッションで小物楽器をスタンドに固定するための一般的なホルダーが使えます。

いろいろあると思いますが、私は下記のホルダーを使っています。

シンバルスタンドへの取付けも簡単で、タンバリンがしっかり固定できて使いやすいです。

セッティングの例

シンバルスタンド1つで

演奏で使う際のセッティングの例です。

シンバルスタンドひとつに、タンバリン・スプラッシュシンバル・ウインドチャイムを取り付けました。
コンパクトにセッティングできるし、シンバルスタンドを1つ持って行けば済みます。
欠点は、タンバリンを叩くとシンバルが共振して音が少しですが鳴ってしまうことでしょうか。
とは言っても、ごく小さな音なので曲の中だと気にならないと思います。

(写真の下の方に斜めに写っている黒い物体はカホンです)

シンバルをわけてセッティング

シンバルを別のスタンドにした例です。
シンバルスタンドが2つあれば、この方がいいですね。

ブームタイプのシンバルスタンドで、ブームを横にしてカシャカシャ系のパーカッション”セミーヤ、チャフチャス”を下げてみました。

頭上にセッティングする方法も

タンバリンを頭上にセッティングするパーカッショニストさんもいらっしゃいます。
これは華やかに見えますね!
手を伸ばさないといけないので叩きにくいのでは?と思うかもしれませんが、やってみると意外と叩きやすいです。

横から見るとこんな感じ。
ブームスタンドで、ブームの先のシンバルをさすところにタンバリンが固定できます。

【番外編】スレイベルも固定できる

タンバリンじゃないんですけど、スレイベルも加工すれば同じように固定可能です!

  • LPのサイプロスLP160を買ってジングルをはずす
  • 安いスレイベルを買って鈴をはずしす
  • サイプロスの枠にスレイベルの鈴を取り付ける

私が買ったスレイベルでは、鈴はゴムのシートに固定されていたのでそのシートを切って、両面テープと結束バンドでタンバリンの枠に取り付けました。

切り取ったスレイベルの鈴はこんな感じ。
下のシートを鈴のサイズに合わせて切りました。
これをタンバリンの枠に取り付けています。

先生がこういうのを持っていたので、自分も欲しくてたまらず真似しました。
こういう感じでマウントできるスレイベルを作っているパーカッショニストさんは、何人もいらっしゃるようです。
鈴の取り付け方はそれぞれだと思います。

欠点は、かなり重いことです(;^ω^)

おわりに

タンバリンは使う場面が多く、うまく使うと曲を盛り上げたり、雰囲気を出すのにとても効果的です。
もちろんカホンだけではなく、コンガやジャンベと一緒にも使えるので、いろいろ試してみると面白いと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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