カホンの叩き方・叩く手順【オルタネートの8ビートと16ビートとは?】

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カホン

カホン初心者の方や独学の方で、曲を演奏するときに叩く手順に迷うことはないでしょうか。
私も始めたばかりの頃は「あれ?これはどう叩けばいいんだろう?」と思ったことが何度もあります。
(今でも時々迷いますけど)

  • この手順でいいのかな?と思う
  • 手順がぐちゃぐちゃになる
  • 何となくリズムにはまっていない気がする

この記事ではそんな方のために、カホンを叩く手順として1番基本的だと思われる、オルタネート(左右の手が交互に動く手順)の8ビートと16ビートについて解説していきます。
代表的なパターンを例にオルタネートのやり方や、逆にオルタネートにしない場合、またオルタネートのメリット・デメリットについてもまとめましたので、よかったらぜひご覧ください。

この記事を書いた人
ことさと

最初はダンスをしていたけど、ダンスよりリズムが好きだということに気づいて、打楽器を始めました。
仕事のかたわら、専門学校<メーザー・ハウス>でパーカッションとドラムを学び、打楽器の魅力に取りつかれて約8年。主にポップスのジャンルでやってます。パーカッションとドラムを福長雅夫氏に師事。

このサイトでは、打楽器が好きな方、特に始めたばかりの方や打楽器にちょっと興味をもった方を中心に役立つ情報を発信していきます。



叩き方の基本はオルタネート

カホンの叩き方では、オルタネートと呼ばれる手順が基本になります。
オルタネートは、手を右左右左・・と一定のテンポで交互に動かして叩く方法です。

具体的に説明していきます。

オルタネートの手順

オルタネートでよく使うのは8ビートと16ビートです。

8ビート

まずは、8ビートのパターンでやり方をご覧ください。

・Rは右手、Lは左手。
・赤いはベース(低音)
・黒い♩はトーン(高い音)
・点「・」はゴーストノート(軽く触れる音)
※実際の譜面ではゴーストノートは書かない

Rは右手、Lは左手です。
赤いはベース(低音)、黒い♩はトーン(高い音)を叩くところです。
譜面の通り右左右左・・・と一定のテンポで手を動かして、音符のあるところでベースまたはトーンを叩きます。
点「・」のところはゴーストノートになるので軽く触れます。

言葉で書くと①の場合、”ドツタツ ドツタツ・・・”というパターンになります。
②は”ドツタツ ドドタツ”、③は”ドツタドドッタツ”、④は”ドツタドッドタ”という感じでしょうか?

ゴーストノートもドラムのハイハットの代わりになるので、音として重要です。
ゴーストノートも含めて一定のテンポで刻めていると、かなりそれっぽく聴こえると思います!

ゴーストノートの音量がどのくらいがいいかは、他の音とのバランスでいろいろやってみるといいと思います。

私の場合は、最初に思ったよりは大きかったのですが、初めの頃一所懸命やってたら強くなりすぎて、レッスンでゴーストがうるさいと言われたこともありました。
(でも、逆にゴーストノートが足りないこともあります)
どのくらいのゴーストノートの入れ方が適当かは、曲の雰囲気や全体の音数によっても変わるようです。

リズムパターンは上のパターンに限らず、組み合わせで様々なリズムを作ることができるので、曲に合わせて考えてみると楽しいです。
気になる曲があったら、試してみてはいかがでしょう。

8ビート・オルタネートで演奏できる曲は下の記事に↓



16ビート

曲が16ビートの場合、16ビートのオルタネートで叩くことになります。
やることは8ビートの場合と同じです。例えば次のようなパターンがあります。

Rは右手、Lは左手。
・赤いはベース(低音)
・黒い♩はトーン(高い音)
・点「・」はゴーストノート(軽く触れる音)
※実際の譜面ではゴーストノートは書かない

8ビートよりも中が細かい感じです。
ちなみに言葉で書くと、①は「ドツツツタツツドドンドンタツツツ」、②は「ドツツツタツツドドタドンタツツタ」、③は「ドツツツタツツドッドドンタツツツ」ですかね。
8ビートより言葉では書きにくい。

JPOPでは、ゆったりした曲だから楽に叩けるかな?と思ったら、実は16ビートで中が細かくてものすごく速かった(汗)ということがよくある気がします。

ドラムのハイハットが8ビートの曲でも、バスドラやスネアに16分音符がある(8分音符の間に音がある)と、カホンでは16ビートの叩き方になってしまうのでご注意ください。

16ビートの方が8ビートより難しいということはないと思います。
16ビートは細かい分、それぞれのリズムをタイトに刻むのは難しい反面、複雑な分雰囲気が出しやすかったりもします。
逆に8ビートはシンプルで音数が少ないため、グルーブ感を出すのが難しいこともあります。

オルタネートにしない場合もある

もちろん、オルタネートではない手順で叩く場合もあります。
どういうときにどんな叩き方をするかは人それぞれで、絶対という決まりはないと思いますが、オルタネートで叩かない場合としては、例えば次のようなケースがあげられます。

4つ打ちの場合

4つ打ちの曲ってありますよね。”ドンドンドンドン・・・”とベース音が4分音符で入っているノリのいい曲です。
(例えばこんなの↓)

4つ打ちはオルタネートではやりにくく、私の場合次の手順になります。
(というか、右手と左手同時の個所があるから、オルタネート無理ですね・・・)

Rは右手、Lは左手。
赤いはベース(低音)
黒い♩はトーン(高い音)

右手をベースに固定し、左手をトーンに固定する方法です。

このようなパターンは4つ打ち以外にもあると思います。

テンポが速すぎる場合

曲が速すぎてオルタネートだと手が追い付かない場合は、オルタネートが難しくなります。
その場合4つ打ちのように、どちらかの手をベースに固定、反対の手をトーンに固定して叩くこともあります。
この方法なら、テンポが速くても対応しやすいです。

こう書くと、オルタネートでなくてもいいんなら、常にオルタネートでない方法で叩いた方が楽なんじゃ?と思うかもしれませんが、オルタネートで叩かないとリズムがものすごく崩れやすいのです。
なのでオルタネートにしない場合は、ちゃんときれいなリズムでたたけているか?というところを、気にしたいところです。

オルタネートのメリット・デメリット

オルタネートで叩く一番のメリットは、リズムがきっちりタイトにはまりやすいことだと思います。

私は、基本オルタネートで叩くようにしていますが、オルタネートにできない場所があると、そこだけリズムのはまりが悪くなることがあります(;^ω^)
(シンバルを叩く、ウインドチャイムを鳴らすなどの都合で、オルタネートにできないなどの場合)
そのくらい、オルタネートは安定しやすいのです。

オルタネートのデメリットは、上で書いた4つ打ちのようにオルタネートではない方がやりやすいパターンがあることや(これがデメリットかどうか微妙ですが。ただの特性かな?)、テンポが速いと手が追い付かなくなるなどが考えられます。

実際に曲を演奏するときはそれぞれ適切な演奏方法を選ぶのですが、何が適切かは人によって違う場合もあると思うので、あまり気にせず、まずは好きな曲でオルタネートを試していただけるとよいと思います!

おわりに

カホンの叩き方について、オルタネートの手順を中心にご紹介しました。
演奏するときの参考にしていただけると嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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