打楽器の耳コピ初心者|どう書けばいいのかわからないリズムを簡単に譜面にする方法

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ドラムやパーカッションで演奏したい曲をみつけて、耳コピしてみよう!と思ったとき、
聴けば「ふむふむ、こういうリズムだな」とわかるけど、「はて?これは音符にするにはどう書けば?」と思うことはありませんか?

そんな耳コピ初心者の方に、リズムを簡単に譜面にできる方法をご紹介します。

私自身、この方法を初めてパーカッションを習った先生に教わって、そのあと自分で耳コピして譜面を起こすときにその方法でリズムを書くことができました。
音符でどう書くんだろう?と思ったら、最初はこの方法を経由すると、気軽に譜面が書けて、いろいろな曲で経験を積むことができます。
慣れると、普通に音符を書くこともできるようになるし、いろいろリズムの作りを理解する勉強にもなりました。

耳コピで譜面を起こしたいけど、音符を書くところで悩んでる方は、この記事が参考になるかもしれません。

リズムをどう書くかわからない時の考え方

耳コピで譜面をおこそうと聴いてみて、どんなリズムかはわかって口で言えるけど、音符にどう書けばいいのかわからない。
そんな時は、音符を4マスに区切って考えるとわかりやすくて、おすすめです。

具体的にどういうことか? 比較的シンプルな例で説明していきます。

音符を4マスに区切る考え方

たとえば16ビートで、「ツツツツツ」の3-3-2で音が入るよくあるリズムパターン。
音符にすると、通常は次のように書くと思います。(音の高低は適当です)

ただ、耳コピ初心者には、これはハードルが高いかも?
そこで、音符を次のように16分の4マスずつに置き換えます。

そして、ここの音の入る場所に音符を書いていくのです。
この場合、「タツツタツツタツ」で、3-3-2で音が入るので、一つ目と、そこから数えて3つ目、さらにそこから3つ目に音符を書いて、最後の音は「タツ」で2つになります。

これで採譜完了。簡単ではないでしょうか?

もう一つ.

8ビートの場合。
今度は、「ツツツツツ|ツツツツツツ」と、小節をまたいで3-3-3-3-2-2(休符)で音が入るリズムパターン(最後の”2”は休符)を見てみましょう。
通常は次のように表記されます。(音の高低は適当です)

これも、慣れないと感覚的にわかりにくいです。
この場合は、8ビートのリズムなので、次のような8分の4マスに置き換えます。

ここに、3-3-3-3-2-2(休符)の間隔で音符を書いていきます。
すると、次のようになります。

これで、採譜完了。
こんな感じで、16ビートの曲は16分音符、8ビートの曲は8分音符で置き換えて考えるわけです。

実際の手順(念のため)

もちろん、実際にやる場合は、聴いたリズムを”これはタツツタツツタツだな…”と思ったら、直接4マスの書き方をすればいい。
通常の書き方を経由する必要はありません。

つまり―
① リズムを聴いて「これはタツツタツツタツだな」と思う
 ↓
② で考える
 ↓
③ と書く
 ↓
④(もし必要なら)
に書き換える。(しなくてもいい)

こういう手順になります。

置き換えるときに、3-3-2とか考えるのが面倒…と思うかもしれないけど、少し慣れると、音符が4マスのどこに入っているかは感覚で分かるようになります。

採譜できたら、最終的に通常の書き方に直してもいいけど、そのままでもいいのです。
打楽器の場合は、4マスの書き方のまま楽譜にすることも多いです。

4マス譜が耳コピ初心者に向いている理由

この方法がかんたんなのは、リズムによって♩で書くのか?それとも♪か?付点が必要か?休符記号はどれになるか?と言った、音符の知識がなくても、リズムの構成がわかれば楽譜を作れるからです。

この考え方を、私は初めてパーカッションを習った時、先生に教わりました。
先生は、サンバが好きで、ブラジルのサンバチームにサンバを学びに行ったことがある方でした。

その先生が、「サンバでは、よくリズムをこういう風に書くよ。わかりやすいからおすすめ」と4マスで書く方法を教えてくださいました。
サンバのリズムは、16分の4マスの中に、割と自由に音が入るのでこの考え方が合うんだと思います。

私もそのころは、まだほとんどリズム譜を書いたことがなかったけど、この考え方はわかりやすいと思ったので、この方法で気楽に書けるようになりました。


また、この方法を他の人に伝えて、「なるほど、これならできるね」と言われたことも。
タップダンスをしていた頃のことです。
アカペラで、一人ずつ違うリズムを合わせるという振り付けがあったのですが、結構複雑で難しくて、
「これは書いておかないとわからなくなる」
「でもリズム譜なんて書けないし、どうしよう?」
と、みんな困ってました。
そこで、私が「この方法なら簡単に書けるよ」と4マスの方法を教えたところ、
「なるほど!それはわかりやすい」ということになり、それぞれ自分で、リズムを譜面に起こすことができました。

4マスで考えるこの方法は、音符に書く知識よりも、「4マスのどこで音が鳴っているか」がわかっていることが大切です。
リズムを聴いて叩ける人なら、多くの場合すぐに使える方法だと思います。

4マス譜で考えるとわかりやすいリズム 

耳コピで譜面を起こすときに書き方に迷いそうなリズムを、もう少し見ていきましょう。

サンバのリズム

そもそも、4マス譜で書くのが向いているサンバのリズム。
例えば、サンバと言えば思い浮かぶ代表的な次のリズムがあります。
言葉にすると「タッタタ タタッタ タタッタ タタタタ」です。

4マス譜なら、何も考えずに下のように書けます。

これは、通常の書き方だと次のように。

これだと、慣れないと脳内の変換作業が必要かも?

ちなみに、ドラム譜だと下記のようになりますね。

ドラム譜の場合、ハイハットの16分を書くと、4マス譜に近い感じになります。

食って入るリズム

食って入るリズムも、「あれ?どのくらい食っている?」かを考えて、迷うことがあります。
例えば、ドラムのフィルでよくある次のようなパターン。(はクラッシュシンバル)

これは、クラッシュシンバルのタイミングが、拍の頭より8分音符一つ分早く、アクセントがずれた感じになっている、いわゆる”食ってる”状態です。
で結ばれた二つ目の音符は叩かない)

ドラム譜では通常、上のように書くと思いますが、
もし、”どう書くんだっけ?”と迷ったら、一旦4マス譜で考えてみる。

叩かない音符は書かずに、鳴らす音だけ書くとわかりやすいです。
クラッシュシンバルにをつけたのは、あった方が”食ってる”ことがわかりやすいと思ったから。
自分がわかれば、つけなくてもいいのです。
私は普段はつけないのですが、この記事を書きながら、”つけた方がわかりやすいかも?”と思いました。
カホンのための譜面なら、この状態で完成です。

ちなみに、通常の書き方だと次のようになります。

この場合は、4マス譜とあまり変わりませんね。

(おまけ)食ってる場合の正しい書き方は?

上で例に挙げた”食ってるリズム”、通常は下記のように書かれると説明しました。

実はこの中でも書き方が統一されていません。
①ではの後の叩かない音符を書いてるけど、②はバスドラの音符は省略しています。

この場合の書き方、どれが正しいのかを調べると、省略しない①の書き方が正式らしい。
というのも、ピアノなどで演奏する時は、弾いた音をどこまで延ばすかをはっきりさせる必要があるからです。
ピアノなら、①と②では弾き方が違うのですね。

でも、打楽器の場合はそこまで区別せず、略して書くことも少なくないようです。
リズムパターンをみれば、”食ってるやつだ”とわかるので、私は普段は、特にも書いてませんでした。

ただ、アクセントが食って入っていることはわかるようにした方が、演奏するとき楽かもしれません。
その場合は、は書いておくとか、部分的にの後の音符も書いておく、というのもいいと思いました。

上の譜面は、昔ドラムの先生にいただいた楽譜を参考にしたものです。
生徒に渡す用の楽譜なので、丁寧めにかかれたものだと思います。

1曲分の譜面を起こしている時は、できるだけ楽に書きたいので、省略できるところは省略したい、
ということで、書かずにすませようとしてしまいます。
後から見たら何を書いたのかわからない!ということにならない範囲で、自分が楽な方法で書くのがいいと思います。

4マス譜と通常の譜面の対応表

4マス譜と通常の書き方の対応表を作りました。
書き方がひとつではないものもありますが、大体こういう風に書くと思います。
”どう書くんだっけ?”と迷ったら、参考にしてください。

4マス譜と通常の書き方、それぞれのメリット

ここまで説明してきた4マス譜と、通常の譜面の書き方、私はリズムがあっていればどっちで書いてもいいと思っているのですが、曲によって、向いてる書き方はあるように思います。

まず、ドラム譜では、ハイハットを書くと大体4マスになるので、スネアやタムはそもそも4マスで書かれることが多いですよね。
サンバやボサノバのリズムも、4マス譜は見やすいように思います。

とは言え、4マス譜は線が多いので、これで譜面が埋められているとびっしり感がすごいことがあります。

これが全面を埋めるとびっしりという感じになる。

こっちの方がすっきり見える

そういう場合は、通常の書き方の方がすっきり見えます。
書く手間も、4マスで書くより、通常の書き方の方が線が少ないので楽に書けます。

私の場合、最初は、リズムがわかりにくければ4マスで書いて、まず1曲譜面を起こしてみるというところから始めました。
繰り返すうちに、慣れてなんとなくわかりやすい方、楽な方の書き方をするようになってきた気がします。
これが正しいのかはわかりませんが、少なくとも、レッスンの時先生に見られて注意をうけるようなことはありません💦

なので、耳コピしてみよう!と思った時に、4マスの考え方は、とりあえずやってみるのにとてもおすすめです。

まとめ|気軽に耳コピして演奏を楽しむ

初めて耳コピで譜面を起こそうとするとき、「リズムはわかるけど、どう書けばいいかわからない」問題にぶつかったら、リズムを4つ分割して、4マス譜で考えるとわかりやすいです。

この記事ではその方法を詳しくご紹介しました。
気軽に耳コピして演奏を楽しむ参考にしていただけると嬉しいです。

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