カホンを始めて経験する「初心者あるある」を9つご紹介します。
自分が初心者の頃を思い出して(今もあるあるなこともあり!)まとめてみました。
手が痛い、叩きにくい服装で行ってしまったなどのあれこれから、叩き方のちょっとテクニカルな話まで、「そうそう!」「へえ~そうなんだ」など楽しんでいただければ嬉しいです。
演奏するときのあれこれ
手が痛い
硬い板を手で叩くんだから、それは痛いです。
痛くて当然。
特に、手首を利かせてスピードを上げて叩くスラップは痛い(;’∀’)
痛いくらいスピードを上げないと、鳴らないんですよね・・・
ドラマーでカホンを演奏する方も多いですが、カホンは手が痛いからいやだという方もいらっしゃるようです。
手が痛いのはコンガやジャンベなどでもよくあり、パーカッションあるあるでもあります。
しばらく続けていると慣れてきて、痛いのが気にならなくなります。
痛みがなくなるわけじゃないんですが、そんなに気にならない。
でも、最初の頃のほんとに痛かった感じとは違うかも。
(痛くなくなる人もいらっしゃるのでしょうか・・・)
慣れるまでは我慢せず、練習はほどほどにした方がいいと思います。
痛いと力が入るし、体によくないですよ。
どうしても手が痛い方のために、ソフトタッチ仕様のカホンもあります。
叩いたときの衝撃をやわらげる構造になっています。
(シュラグベルクのCP408STとCP410ST)
シュラグベルクのカホンは下の記事で詳しくご紹介しています。
服装で失敗する
カホンはまたいで座るので、スカートで行っちゃう人はあまりいないと思いますが、他にも叩きにくい服装があります。
丈の長いチュニックやシャツなどは、叩いているうちに打面に布がかぶさってくるので邪魔になります。
あと、袖が長めで手を覆っうようなニット。
指先しかでないデザインのものは、手のひらとカホンの間にニットがはさまった状態で叩く感じになってしまいます(;’∀’)
袖口がぎゅっとしまってないと、まくり上げてもすぐ落ちてくるんです。
私はレッスンに袖が長めのだぼっとしたニットで行ってしまい、叩いている最中に袖が落ちてきて、先生も私も袖が気になってしまって、演奏に気が回らなくなったことがあります。
それ以来、袖を止められるようにゴムを持ち歩いています。
でも、演奏に支障がありそうだな~と思う服を買わなくなりましたね・・・。
猫背になりがち
カホンは猫背になりやすいです。
一生懸命叩いていると知らず知らず猫背になってしまいます。
私はレッスンで、「胸をはって~」とよく注意されていました。
猫背がよくないのは、腰をいためやすいからです。
カホンを叩く時の姿勢は、背筋を伸ばしすぎるのもよくないし、猫背もよくない。”ほどよく背筋を伸ばす”のがよいのですが、ほどよくって難しい。
私が猫背なせいもありますが、ほとよくというよりは胸を張って背筋を伸ばすことを意識するくらいでちょうどよかったです。
[カホンを傾ける人限定]滑り落ちる
これはカホンを傾けて叩く人限定ですが、座面がつるつるしたカホンだと、どんどん後ろに滑り落ちてしまいます。
座面がざらざらしていれば大丈夫。
また、写真のようなカホンの座布団(カホンパッド)があるので、これを使えば滑りません。
シュラグベルクの場合は、大体のカホンにこういうパッドが付属しています。
私は自分のカホンはこのパッドがついていて滑ることはありませんでしたが、スタジオに行った時にレンタルしたカホンがつるつるで滑ってしまい、滑り落ちて練習にならなかったことがあります。
その時は、持ち物の中で滑り止めになりそうなものがないか探し、名刺入れを広げて(中の名刺は出して)お尻の下に敷いて練習しました。(皮素材だったので、少し吸着性があった)
完璧ではなかったけど、何とか練習できるようになりましたが、あまり人には見せられない姿ですね(;’∀’)
それ以来、百均などで売っている耐震用の滑り止めシートをカホンのサイズに切って持ち歩くようになりました。
←こういうの
カホンパッドは各メーカーから販売されていて、本皮を使ったような高級なものもあります。
そのようなものは、座り心地がよくなって長時間演奏しても疲れにくいなどの効果もあるようです。
↓普通のウレタン素材のもの
↓これは安い
叩き方(ちょっとテクニカルな話)
ベースを叩く位置が低すぎる
ベースを叩く位置が下すぎてレッスンで注意される。
ベースって下の方を叩くイメージがありませんか。
私は最初の頃、ベースは真ん中あたりを叩くイメージを持っていました。
でも違うんですね。
自分のカホンで場所を変えながらベースを叩くと、結構上の方で芯のあるいい音が鳴ることがわかります。
下過ぎると、音がカスカスです。
私は全然それに気づかず叩いていましたが、先生に言われて気がつきました。
指がばらばら
私がレッスンで一番注意されたところ。
「指を揃えて!」
揃えてるつもりでも、叩く瞬間にばらけてしまうんです。
そこをできるだけ揃えて叩けるようにしていて、だいぶ良くなったと思いますが、今でも小指だけ離れてしまうし、先生のようにきれいに揃った感じにはならないです(-_-;)
叩き比べると、指を揃えた方が音がタイトな感じに聴こえます。
指がばらばらだとばらばらな音になります・・・
大振り
叩く時大振りになる。
最初の頃は一生懸命音を出そうとするので、気がつかないうちに大振りになりがち。
しかもそれでリズムに遅れていたりする。
振りが大きくても、叩くスピードは上がっていないということも・・・。
振りはコンパクトにした方がいいです。
先生を見ると、先生の動きはは意外と小さい。必要最小限の動きで叩いているのですね。
私のは無駄な動きが多いんです。例えばこんな感じ。
- 腕を大きく振りすぎているのに、手首が使えていない(棒ぶり?・・・スピードが上がらない振り方)
- トーンとベース、スラップとベースの間の移動が遠回り
楽器の演奏だけでなく、スポーツでもダンスでも上手な人は無駄な動きがない感じがします。
サウンド的なもの
何かスラップが鳴らない
スラップだけを練習していると鳴るんですが、曲で演奏しようとするとなんかスラップが鳴らない。
トーンとスラップが同じ音。
これ、今でも久しぶりにカホンを叩いたときになりがちです。
スラップは手首を利かせて叩く時のインパクトのスピードを上げないといけないのですが、久しぶりだとその感覚が思い出せない(;’∀’)
それで「あれ?あれ?」とバシバシ叩いて、気がつくと手が痛い。
ゴーストノートがうるさい
8ビートや16ビートの音を鳴らさないところで、小さく音を出して刻むゴーストノート。
ドラムのハイハットの代わりにもなる重要な音です。
このゴーストノート、初心者が演奏すると大きな音になりがちです。
パターンを叩くのに一生懸命になると、ベースやトーンを鳴らそうとする動きにつられて、ゴーストノートも大きくたたいてしまうんですね。
気がつくと、ベースやトーンとゴーストノートの音が同じくらいの大きさに・・・(うるさい)
ゴーストノートは指先でトントンと適切な大きさに。(適切とは?)
でもですね、ゴーストは小さすぎて聴こえなくてもだめだし、すべてのゴーストをきっちり鳴らさないといけないわけでもない。(曲によっては、ゴーストがほとんどなくていい場合も)
いろいろな曲をやって経験を積んで、いい感じに演奏できるようになるのだと思います。
まとめ
カホンを始めた時にありがちなこと9つをご紹介しました。
「自分も!」「そうそう」というものはあったでしょうか?
楽しんでいただけたら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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