シンプルな箱型で、ドラムのような演奏ができるカホン。
パーカッションの中でも人気の楽器です。
ライブや動画で見かけることもよくあり、興味をもって「面白そう」「やってみたい」と思う方が多いのではないでしょうか。
でも、続けられるか心配…という不安もあるかもしれません。
この記事は、そんな「カホンを始めたいけど続けられるかどうか心配」という方のために、カホンを続けられる人の条件を調べてまとめてみました。
カホンを始めたけど続けられなかった人がなぜ続かなかったのか?その理由を整理して、これから始める人が知っておくといいポイントを紹介します。

私はパーカッションを始めて9年くらいです。
コンガ、ジャンベ、ボンゴなどやっててどれも本当に楽しいですが、カホンは気軽に楽しめるところ、合う曲の範囲が広いことなど、初心者の方には特におすすめの楽器です。
カホンのよさをぜひ推したいと思い、この記事を書きました。
安心してカホンを始めるための参考になると嬉しいです。
下のページ👇でも、カホンを始めるときの疑問に答えています。
カホンが続かなかった人に多い特徴

カホンは他の楽器と比べると、始めやすいと感じられるところがあります。
箱型の楽器ひとつ買えば始められるし、動画などを見ると演奏も簡単そうに見えます。
ドラムより手軽な感じだし、ギターやピアノなどと合わせるのも楽しそう。
ところが気軽に始められる分、始めたけど続かなかったという人もそこそこいるようです。
その人たちは、なぜ続かなかったのでしょうか?
その理由をネット上で調べてみると、独学で始めた人と、先生についた人で異なっていました。
ここでは、この2つについて、カホンを始めたけど続かなかった理由をまとめました。
独学で始めた人が続かなかった理由
まず、先生につかず、動画などを見ながら自分で練習した場合の続かなかった理由です。
独学でやったけど続かなかった人の声としては、例えば次のようなものが見られました。
- なんとなく叩いてたけど、続かなかった
- 楽器としては簡単だと思ったけど、楽しくなかった
- ”ドンパンドンパン”はすぐ叩けたけど、それだけで終わってしまった
- YouTube見てやってたけど、何をしたらいいのかよく分からなくなった
全体として、とにかく”よくわからなかった”という感じですね。

実は私も、独学でカホンをやろうとしたことがあります。
小さなサイズのカホン「カホニート」と言う楽器です。
当時タップダンスをやっていて、友人とタップライブをするときに、ちょっと演奏しようと思ったのです。
自分でやっても何とかなるんじゃないかと思いました😅
でも無理でした。
曲に合わせて、リズムはあっているはずなのに「何か違う」「とても人に見せられるものにならない」と言う感じでした。
まさに、よくわからないけどできなかった、と言う感じで、ネット上の声と同じです。
で、この場合の理由を整理すると、大体次のような感じかと思います。
どうやって曲を演奏すればいいかわからない
それっぽい音はすぐに出せる。
”ドンパンドンパン”のような、基本的なパターンは簡単にできるけど、それでどうやって曲を演奏すればいいのかわからない。
これは、曲がどういう作りになっているか、音楽の中で打楽器がどういう役割を持っているかを知らないと、いざ曲で演奏しようとしても、どうすればいいのかわからない状態だと思います。
基本パターンが出来ても、それだけで演奏できるわけではないんです。
「じゃあ、カホンをやるには、曲の作りとか、難しそうな理論を学ばないといけないの?」
と思われるかもしれませんが、そういうわけではありません。
これは、先生に教わりながらであれば、レッスンで1曲ずつやっていくうちに自然にわかっていく部分なのです。
私も、レッスンを受け始めてからは、学んでいるというつもりもなく、いつの間にかいろいろなことを知っていったという感じでした。
でも独学の場合は、それを自分でやらないといけない。
それは、なかなか大変だと思います。
市販されている楽譜がほとんどない
カホンには市販されている楽譜がほとんどありません。
例えばピアノの場合は譜面があって、それを見て練習するでしょう。
このイメージがあると、まず何か楽譜を手に入れて、それを見ながらやってみよう、と思うかもしれません。
でも、カホンはピアノのような売られている楽譜はほぼありません。
だから、楽譜を探してもみつからない。
レッスンを受けていれば、楽譜を渡す先生もいると思います。
そうでなければ自分で譜面を作るか。
これも、独学で始めた人が何をしたらいいかわからなくなる理由のひとつではないかと。
その他|いろいろわからない
他にも、とにかくいろいろわからないということが多く、結果的にフェードアウトして続けられないケースにつながる。
- いろいろ動画を見ても、結局どれが基礎なのかわからない
その結果、何を練習すればいいのかわからなくなる - どこが悪いのかわからない
曲で演奏すると、リズムとしては合ってるはずなのに、何か違う感じがする。
どこが悪いか指摘してもらえないので、直せず、わからないままフェードアウト。 - 体の使い方がわからない
動画を見ても、体の使い方のコツとか、力の入れ方、抜き方がわからない。
ただしこの場合も、続かなかった理由としては「自分には合わなかった」「向いていなかった」と考える人が多いようです。
レッスンを受けた人が続かなかった理由
レッスンを受けてカホンを始めたけど続かなかった人の場合、状況は異なります。
- 思ったより地味だった
- 音楽を支える役割は、好みじゃなかった
- ドラムの方が楽しかった
- 楽器としては面白いけど、自分のやりたいことじゃなかった
レッスンを受けた人の場合は、カホンがどんな楽器かを理解したうえで、自分とは合わないことがわかって続けないことを選択するパターンが多いようです。
代表的な理由は大きく分けて2つです。
音楽を支える役割が自分に合わない
カホンは演奏をリズムで支え、音楽の土台となる役割を持っています。
カホンの他に、ドラムやベースなども同じです。
これらは、音楽の土台となる役割を持った楽器です。
バンドで演奏する場合は、このような楽器が作るリズムやグルーヴを土台として、その上にギターやピアノなどがメロディやコードを演奏します。
ギターやピアノのような楽器は、現場では”上もの”と呼ばれることもあります。
つまり、それぞれの役割があるということです。
この音楽を支えるカホンの役割が、自分の気質と合わないという人もいます。
そういう人は、「思ったより地味」「支えるのは好みじゃない」と感じるようです。
また、「ずっと安定した拍を刻み続けるのは、荷が重かった」という人も…。
いずれにせよ、レッスンを受けてカホンを学んだ結果、自分には合わないことがわかった場合です。
”音楽を支える役割”と聞いて、「あ、じゃあ私は合わないな」と感じる方もいるかもしれません。
でも実際は、「合わないと思ったけど、やってみたら意外と面白かった」という例は多いのです。
だから、やってみないとわからない。
これについては、また後で触れていきますので、ここであきらめないで、先もぜひ読んでください!
ドラムの方が楽しい
ドラムはカホンと同じく音楽を支える楽器ですが、やってみたら「ドラムの方が楽しい!」と、ドラムに移行するパターン。

ドラムに移行する人は、そこそこいるんじゃないかと思います。
先生の話を聞いていて、感覚的にそんな気がする。
私は、ドラムもパーカッションもやっていますが、、まあ、実際「ドラム楽しい~😂」と思います。
1台でいろいろな音を出せる完成度の高い楽器だし、音も派手ですよね。
ほんとに楽しい楽器だと思います!
でも、カホンにはカホンならではの楽しさがあり、使い勝手のよさも捨てがたい。
せっかくカホンに興味をもったなら、ぜひやってみて欲しいです。
どんな人がカホンが続けやすいか?

ここまでカホンが続かなかった人が、なぜ続かなかったのかを見てきました。
では、カホンを続けられる人は何が違うのでしょうか?
ここからは、カホンを続けられなかった理由をふまえ、続けられる人の条件を挙げていきます。
音が音楽になるまでの過程を進むことができること
カホンは、最初の「音が出せた!」というポイントに到達するのがとても早い楽器です。
つまり、叩けばすぐに音が出る。
それっぽいパターンもすぐ叩ける。
こんなところも、”カホンは簡単”とみられる理由かもしれません。
でも、そこから「音が音楽になる」過程がわかるには、少し時間がかかります。
それを経験して、初めて、ほんとの”カホンの楽しさ”がわかってくるのです。
「音が音楽になる」
この過程に多少の時間がかかるのは、どの楽器にも共通したことでしょう。
カホンだから簡単ということはありません。
とは言っても、「よし、停滞期を乗り切るまで頑張るぞ」と構えるほどでもない。
まあ、普通かな、と。
ただ、もし「カホンは簡単」だから「すぐ楽しいはず」「すぐかっこいい演奏ができるはず」と言うイメージがあると、期待外れになるかも。
普通に、他の楽器を始める場合と同じように、考えていれば大丈夫です。
また、「そのレベルに行くまでは楽しめない」というものでもありません。
上達する過程で、少しずつ楽しんでいけることも多いです。
例えば―
- 基礎練習を地道に続ける
- いろいろな音源で練習を続ける
- 曲の構成を理解できるようになっていく
- スマホで撮影して研究してみる
- 友人と合わせてみる…
どれも特別なものではないけど、続けるうちに、少しずつ「音楽を演奏している」という感覚が出てきて、楽しさにつながっていくと思います。
カホンの役割が自分とあっていること
カホンには音楽の土台となる役割があります。
…打楽器なので。ドラムなどと同じです。
土台と言っても、決して地味なものではなく、
「曲全体のテンポを握っている」
「ノリやグルーヴを作る」
「流れをコントロールする」
…など、重要な役割だし、ある意味目立つ存在とも言えます。
そんなところに魅力を感じるなら、あなたとカホンとの相性に問題なさそうです。
逆に、”それだと、私は合わないかも”と思った方も、ちょっと待ってください。
実は、やってみたら意外と向いていた、という人も結構多いのです。
例えば―
- ちょっと自分の演奏を変えただけで、全体の雰囲気が変わった
- 合わせる相手の呼吸が感じられた
- 拍を刻むのが快感
- 音楽を支えてる手応えがある
このように、最初は自分には合っていないと思ったけど、やっていたら「あれ?思ったより面白い」と感じる人もいます。
ですから、もしカホンに興味をもったなら、ぜひ、まずはやってみていただきたいです。
意外にも、自分にぴったりの楽器に巡り合えるかもしれません。
以前、情熱大陸で東京フィルのヴィオラ奏者の方が、次のように話していました。
「私たちが仕掛けると、すべての流れが変わっていく」
ヴィオラは、バイオリンと比べると派手ではない、目立たない存在のようにも感じる。
でも曲の流れや雰囲気、つまり音楽全体を決める重要な役割を担っているということですよね。
ヴィオラはリズム楽器ではないですが、打楽器と同じことを言っているように感じて、
かっこいい言葉だなーと、ぐっときました。
体の使い方、手の痛さに問題がない
独学の方の中には、体の使い方がよくわからなかった、と言う声もありましたが、私の感覚では、カホンを演奏するときの体の使い方はそんなに難しくなく、ここで苦労する人はあまりいないように思います。
ただ、楽器の上に座って演奏するのはカホン特有のもので、姿勢や力の入れ方、抜き方などにコツはあると思います。
やはり先生に教わるのがおすすめです。
また、カホンのようなハンドパーカッション(手で叩く楽器)は初めてという方には、最初は叩いた時に手が痛いと感じると思います。
カホンは、ハンドパーカッションの中では、そんなに痛くない方だと思いますが、スラップ(ピシッと当てる叩き方)は、私も最初は痛いと感じました。
痛いと言っても別に激痛ではなく、慣れれば平気なレベルだと思いますが…。
でも、これが嫌だという方はいるかもしれません。
気になる方は、体験レッスンなどで確認されるといいと思います。
先生のレッスンはぜひ|受けるのがおすすめ

カホンを楽しんで続けるには、先生のレッスンを受けることを絶対におすすめしたいです。
独学の場合、どうしてもわからないことが多くなり、結果的に続きにくくなると思います。
どの楽器でもそうですが、先生のレッスンを受ければ自然に学べることがたくさんあります。
ここまで読んでくださった方には、レッスンで教わるべきことがたくさんあることがわかっていただいてると思います。
それ以外にも、どうやってボーンと響く低音を出すか、グルーヴ感のある演奏をするにはどうすればいいかなども、それぞれの過程で学べることはいろいろ。
そういうことを独学で身につけるのは大変だし、それが必要だということにも気づかないかもしれません。
独学が手軽に感じられても、カホンを続けるには、先生に教わることが実は近道です。
楽器初心者の方へ|カホンのおすすめポイント

ここまで、カホンを続けられなかった人の特徴と、続けられるための条件を説明してきましたが、もしかして難しく感じてしまったりしますか?
そこで最後に、カホンを演奏するのは楽しくて、とても初心者向きな楽器だというおすすめポイントを解説していきます。
リズムを刻むのは楽しい
カホンの一番の楽しさは、手で叩いてリズムを刻み、ビート感やグルーヴ感を体で感じられることです。
簡単なパターンを叩くだけでも、普段聴きなれた音楽と同じリズムが作り出せることがすでに楽しいです。
また、楽器の上に座って、手で叩いて演奏するカホンならではの楽しさとして、叩いたときの打面の反発を手で感じること、低音の響きや高音の振動を体で感じることなどがあります。
リズムを振動として体で感じるのは、とても気持ちいいのです。
他の楽器と合わせて楽しい
ピアノやギターなど、他の楽器と合わせるのも楽しさのひとつ。
ピアノだけ、ギターだけのところに、カホンのようなパーカッションが入るとがらりと雰囲気が変わります。
ピアノ+カホン。ギター+カホンでシンプルに成立するのも、手軽でいいところです。
(ドラムのように、ベースは?って心配しなくていい)
初めて合わせると、「カホンが入るとぐっと感じが変わるね!」「楽しい~」などと言われることも。
リズムで盛り上げるのも、しっとり聴かせるのもカホン次第。
どんな風にするか考えるのも楽しいし、「こんな感じは?」と相談したり、お互いの音を聴きながら作っていくのも、大変だけど楽しい。
家族や友人に楽器を演奏する人がいたら、ぜひ声をかけてみてください。
音源で練習しても楽しい
一緒に演奏できる人がいなくても心配いりません。
カホンは、好きな曲の音源で練習しても楽しいです。
むしろ練習なら、ほとんどの人が音源を使っていると思います。
お気に入りの曲の中に、自分も入り込んで一緒に演奏している感覚は、とても幸せなものです。
パーカッションの中では一番初心者向き
実は、カホンはパーカッションの中では初心者向きの楽器です。(私の持論ですが)
私は、カホンが一番初心者に向いていると思います。
なぜかというと、コンガやジャンベなどのパーカッションは、打面が皮で張られています。
こういう皮ものは、ちゃんと鳴らせるようになるまで少し時間がかかります。
これに対して、打面が木のカホンは初心者でも鳴らしやすい。(そういうものなんです)
このため、カホンはコンガやジャンベなどと比べて、使えるようになるまでの道筋が短いと思います。
また、基本的にドラムと同じパターンが演奏できるので、普段聴きなれたドラムの曲をカバーしやすく、やりたいと思った曲が大体できて、使いやすいです。
例えば、他の楽器とバンドを組むのもやりやすい。
初心者の方にとてもおすすめです。
まとめ
カホンを始めてみたいけど続くかどうか心配、という方のために、続けられるためのポイントをまとめました。
カホンを始めたけど続かなかった人には、独学で始めた場合と、先生について始めた場合で違う理由があります。
この記事では、その内容から、カホンを続けられるための条件を3つにまとめて説明しました。
カホンはリズムを刻むのが楽しく、初心者にも始めやすい楽器です。
カホンに興味がある方に、少しでも参考になると嬉しいです。

















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